goroの徒然なるままに・・・

日々の記録と言うか自分の日記や備忘録として書き連ねるつもり。

RDショックの解体手術

2007年05月03日 | オートバイ
RDやHXのリアショックの内部構造が気になっていたので、一番程度の悪いショックを解体することにした。

解体と言っても、すでにダンパー部とスプリング部は分解しているので、ショックアブソバ部の解体になる。

ただ何といっても、完全にかしめてあるようで簡単には解体できそうもなかったので最終兵器様のお力を借りることにした。

最終兵器>>>パイプカッター

かしめてあると思われる部分に一番近い部分を切断すると、オイルシールのようなゴム状のシールが出てきた・・・
写真中央の下に写っている丸い物体!

だんだんと攻撃目標を上方へ移動していき、最終的にはダンパー外部筒を5分していた。

パイプカッター様の処理の関係で、切断面内側にバリが出てしまうので後処理が大変だが、切断作業が早く切り口が綺麗だ。

さて・・・

フロントフォークのようにスライドメタル等の部品がないのに(正確にはなさそうなのに)どうして伸び側と縮側に動作の
違いが出せるのかが不思議だったが、解体してはっきりとわかったのが今回の成果!

写真中央右側の部分がピストンの役目をしていて、ピストン上下にオリフィスの役目をする穴が貫通しているようだ。

ピストン下部にはこの穴を塞ぐためのワッシャ弁がありダンパシャフトとの間にウエーブワッシャが入っている。

ワッシャ弁はダンパが縮む際ピストンの穴を塞ぐ形になるが、伸びる際はワッシャ弁とシャフトの間にあるウエーブワッシャを
ワッシャ弁が押し下げる形となり、ピストン内部の穴を通ってオイルが流れる仕掛けとなっている。

なんとも文章にすると複雑で訳のわからない説明となってしまうのが残念だが、シンプルでよくできた仕掛けだと思う。

ただ、残念なことにダンパ部は再組み上げが困難なため、ウエーブワッシャの張力の変更等の内部チューニングを行っても
再使用ができない・・・

なんとかならんものだろうか?

せっかく解体できたんだから・・・

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