声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

“老い”を考える

2015-12-23 13:34:19 | Diary
実父の認知症をきっかけに

高齢者を抱える家族としての試練を味わいつつ、

この先の自分の老後を考えた時に

どうすれば家族に迷惑をかけないように死ねるか…を今、真剣に考えています。


80歳を過ぎて両親が認知症を発症したと言う事実は、

私自身も認知症を発症する確率が高いという事です。


もし、80過ぎまで私が生きるとして
どうすれば認知症を発症せずに過ごせるか、

親達との大きな違いは、何だろうと…
真剣に考えているのですが、

私には、まだそれらが何であるかがわかりません。

ただ、一つだけ決定的に違うのは
認知症に対する知識の量です。


生活環境や生活習慣によるものが多少なりとも影響しているとしたら、

考えられそうなデメリットの全てを排除する事が必要ではないかと…

それらを今から実践することで少しでも発症を遅らせる事が出来るなら、

全てを実践してみようと思っています。


その一つが、

「趣味、興味のある事の継続」です。

実母がボケ始めたのは、手首の骨折をきっかけに、永年続けてきた日舞をやめた事からでした。
実父も永年続けてきた手先を使う作業の多いバードカービングや手作り版画などの趣味をやめました。

二つ目が、

「楽をせず自分の事は出来るだけ自分でする」です。

両親共に娘達との同居をきっかけに、
炊事、洗濯、掃除などの家事をせず、楽をした途端にボケ始めたのも事実です。


三つ目は、

「なるべく家族以外の幅広い世代の人と関わりを持つ」ことです。

両親共に仕事をやめてから、他人との関わりが少なくなっていたのも事実です。
小さな子供や、若者、異性との関わりを積極的に持つ事も必要だったのではないかと思います。

仕事を長く続けたいのはやまやまですが、
「老害だよね」と言われるまで居座るのは、
私のポリシーに反していますので

然るべき時が来たら、fade outではなく潔くcut outするつもりですが、

その時までには、仕事に代わる“生き甲斐”を見つけなくては…

(~_~;)


以上の三つを、今後のボケ防止対策として
私なりに実践して行こうと思っています。

















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鬼娘のつぶやき

2015-12-23 13:23:13 | Diary
昨日、実父が我が家から車で10分の所にある施設に引っ越しました。


この2ヶ月間、夫をはじめ専門家や実妹のアドバイスもあり

実父を刺激しないように、こっそりと夜中に荷物を取りに行ったり、

家に居る時も、物音を立てないよう息を殺して生活する日々を過ごして来ました。

ここ数日は特に、

引っ越し前で不安定になっている実父の精神状態を考えて、

義母の家から仕事に通っていました。


攻撃を受けるのは一番身近な人間…

家族だという事も覚悟してはいましたが、
それは、予想以上に辛い日々でした。


実父は、いつも野菜を届けてくれていた近所の人にも、

「娘に騙されて群馬に無理矢理つれて来られ財産を全て取られた…」

というような事を吹聴したようで、

夫まで、道ですれ違った近所の人から目を逸らされたこともあったそうです。

私は、すっかり「鬼娘」のレッテルを貼られてしまったようです。(~_~;)


これは、試練ですね。


介護をする家族の大変さは、
経験のない人にはどんなに説明しても、わかってはもらえません。

病的な被害妄想による器物損壊や罵詈雑言には
どんな誠意を尽くそうと、どれ程の正義を説明しようとも通用しません。

実の親から、あらぬ疑いをかけられ攻撃される辛さも、経験してみて初めてわかるものです。


これらを、わざわざ近所の人に事情を説明して回る事もないし、

言えば私自身が辛くなるだけです。

耐える事にしましょう。


幸いな事に、そんな実父も、

夫とは適度な距離を保ちつつ信頼関係を築いているようで、

それだけが救いです。


夫からの報告によれば、

実父の部屋は、6畳と4畳半に浴室トイレ、ミニキッチン付きの個室で夜景の綺麗な角部屋だとか…

趣味である天体観察も出来そうです。


願わくば、実父が施設でトラブルを起こさないよう…

祈るばかりです。






コメント (2)
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