暴力シーンが多い映画は苦手です。
この映画も以前TVで観たことがあったけれど、
( あぁ、北野監督のいつもの…)
という程度で、
特に、印象に残っていませんでした。
封切り当時、直前のインタビューで
妻役の岸本加世子さんが
「セリフがなくって困った…」
答えていましたが、
DVDを借りてきて改めて観みると、
確かに、主演のビートたけしさんも岸本加世子さんも長いセリフはなくて、
表情だけで演技している箇所ばかり…
とても不思議な映画です。
ところどころに暴力と笑えるシーンが入っている…いつものパターンに
花や海などをモチーフにした北野監督が自ら描いたという奇妙な絵が、
映画全体のアクセントになっているように感じます。
何がどうした…と、筋書きを要約して説明するような作品ではないと思いますが、
強いて言えば、
病気の妻と旅行するために、銀行強盗までしでかした元刑事が、執拗なヤクザの高利貸しの追跡を交わしながら、殺人まで犯し、余命いくばくもない妻と旅を続ける…
ストーリーだけ要約すると
なんだか、ものすごく暗くて残酷な映画のようですが、
決して暗くない…
犯罪シーンまでギャグにしてしまう北野監督という人は、
やはりタダモノではない…という
印象を持ちました。
主人公と病気の妻の夫婦像の描き方にも、
“お涙ちょうだい”式ではなく、どこか冷めた味付けになっている…
そこが、北野監督の独特のスタイルなのかなぁ…
118分は、意外と短く感じました。
しみずゆみ
この映画も以前TVで観たことがあったけれど、
( あぁ、北野監督のいつもの…)
という程度で、
特に、印象に残っていませんでした。
封切り当時、直前のインタビューで
妻役の岸本加世子さんが
「セリフがなくって困った…」
答えていましたが、
DVDを借りてきて改めて観みると、
確かに、主演のビートたけしさんも岸本加世子さんも長いセリフはなくて、
表情だけで演技している箇所ばかり…
とても不思議な映画です。
ところどころに暴力と笑えるシーンが入っている…いつものパターンに
花や海などをモチーフにした北野監督が自ら描いたという奇妙な絵が、
映画全体のアクセントになっているように感じます。
何がどうした…と、筋書きを要約して説明するような作品ではないと思いますが、
強いて言えば、
病気の妻と旅行するために、銀行強盗までしでかした元刑事が、執拗なヤクザの高利貸しの追跡を交わしながら、殺人まで犯し、余命いくばくもない妻と旅を続ける…
ストーリーだけ要約すると
なんだか、ものすごく暗くて残酷な映画のようですが、
決して暗くない…
犯罪シーンまでギャグにしてしまう北野監督という人は、
やはりタダモノではない…という
印象を持ちました。
主人公と病気の妻の夫婦像の描き方にも、
“お涙ちょうだい”式ではなく、どこか冷めた味付けになっている…
そこが、北野監督の独特のスタイルなのかなぁ…
118分は、意外と短く感じました。
しみずゆみ