声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

オー・ルーシー!

2017-09-17 07:44:46 | 映画・ドラマ


国際共同制作ドラマというのが、何なのかはよくわからないけれど、

大げさな主張はないのに、不思議と心に残るドラマだった。


( ドラマじゃなく映画みたい…)

と思いながら、劇中の世界に引き込まれた。


寺島しのぶと役所広司という名優コンビでなければ、こんなドラマは作れなかったのかもしれないなぁ…と、

観終わった後で余韻に浸りながら思った。


あの世界観は、
昔観たウォン・カーウァイの『恋する惑星』の雰囲気にも似ている…ようにも思う。

でも、それ以上に心情描写がよく伝わってくるのは、やはり役者のせいだ。


怪しい語学教室に
殺伐としたオフィス…
片付けられない独り暮らしの部屋

病んでるなぁ…
都会人は、大変だなぁ…と思わせてくれる。

特に、人の死が好奇の対象にされる冒頭のシーンは強烈だった。
日々、死の現場に遭遇すれば、何も感じなくなるのだ。

ふと、
TVの字幕スーパーで『◯◯線、人身事故のため…』が流れるのを思い浮かべた。

実際に、あのシーンに近いことがあるのかもしれない…

寺島しのぶの演技は気負いなく自然で
前半は共感させ、後半は軽蔑と同情を誘う…

最後に“トム”とハグするシーンは、自然に心が温かくなった。

ハグする習慣のない日本人には勇気のいる行為だが、たまにはハグも必要なのかも…。

この後、“ルーシーとトム”は、どうなるのだろう…続編が見てみたい…。


今日は、都内で独り暮らしする長男の誕生日、
今頃、何しているんだろう…。

生まれた時間の16時28分にメールしようかな…

温かいココアが飲みたくなる雨の朝…。


しみずゆみ ☕️





コメント (5)
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