声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

家に棲むユウレイ

2021-07-16 09:32:49 | Diary
7年前、越してきた直後に

見知らぬ人が庭に入ってきて勝手に植えて行った木槿が、花を咲かせている。

(どうせ植えてくれるなら姫沙羅のほうが良かったのに…)

最近になって、そう思うのは木槿が庭の片隅ではなく、かなりの場所を占領してきたからだ。

山暮らしには動植物との共存は当たり前だが、

どうしても我慢できない事もある…



数日前の夜、
息子と電話で話していた時に

吹き向けの階段付近からツツツーと大きなクモが降りてきた。

最初は、

(クモは益虫だ、そのままにしておこう)

と思っていたが、
目に入ってしまうと、落ち着かない。

そのくらい嫌いなのだ。

2m先の壁にへばりついている…
茶色の脚の長い大きなクモがモゾモゾと動く姿は見ているだけで悍ましい。

気持ちが落ち着かず、
電話の息子の声が遠くなった…

瞬間、私は無意識に殺虫剤を手にしていた。

そして、クモめがけてシューッと容赦なく噴霧した。

クモは、アタフタと逃げ回って
そのうち、何処かへいってしまった…

気味が悪いので周辺に掃除機をかけたが…見つからなかった。

翌朝、
掃除機をかけていると階段下に薄茶色の脚を丸めたソレがいた。

死んでいた。

壁にへばりついていた時は直径10cm近くあるように思えたが、
脚をたたむと、4、5cmだろうか…

ジッと見ることさえできない私は、
ハエタタキの背に乗せて、そっと庭に捨てた。

ネットで調べると、
アシダカグモより細いイエユウレイグモのようにも思える…

可哀想だが、
どうしても近くにいるのが我慢できない…
(ー ー;)

夫に話すと、

「夜、クモを殺すと縁起が悪いらしいよ」

というが、

ネットで調べてみると、
クモにまつわる迷信は諸説あるようだ。

逃がしてやればいいとあるが、
見る事も触る事もできない私には、どうやって逃せばいいのかがわからない…。

直径1cmのアシブトハエトリなら近くにいても気にならないのに…

どうすれば、
大きなクモの存在を気にせずに過ごせるようになるのだろう。

縁起が悪いか…

確かに…クモの存在を気に病む事自体、縁起が悪い。

誰か言ってくれないかな…
クモは殺しても大丈夫だよ、と。

(ー ー;)













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