遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



   ひさしぶりに栃木に向かった。蕎麦の白い花が一面に咲いている。道路はあたらしくなっている。ここも 高価なコンクリート舗装....有事に宇都宮駐屯地あたりからどこかへ移動するための道路だろうか??

   ぱんとまいむで天然酵母のパンを買う。カフェ 麻の実もたいそうなにぎわい。お蕎麦の店 百川も道路まで車が駐車している。雑誌にでも紹介されたのかな......うれしくもあり残念でもあり.....のどかで静かな昔の粟野をなつかしむ気持ちもないではない。またどこか ひなびた日本の原風景をさがしにゆこう。

   奥のほうに別荘地があった.....石橋のたもとに一叢の彼岸花が火のように燃えている。渓流のわき クワの木のしたで椅子をならべ 娘たちは流れであそび わたしは瀬音に耳を傾けていると 腰のまがった老爺が草刈鎌をもってあらわれた。途中で買った葡萄を一房手にご挨拶するとお茶に呼ばれた....その方は作次さん.....96歳だそうだ.....戦時中 アモイにいって 虎を退治した話を聞かせてくださった。

   一ヶ月不足で恩給が出ず 30万相当の銀杯と5万円相当の時計をいただいたとのこと.....恩給のほうがうれしいですよね? と訊くと作次さんはピンク色の頬でこっくりうなづいた。今は草刈をするくらいで畑仕事はしないそうだ.....つくったそばから 猿や猪や鹿がきて食べられてしまうそうだ.....熊もたまにはあらわれるそうだ。うらやましいような自然のなかにいても 都会の者があずかり知らない苦労はある......湧き水で淹れたお茶のおいしかったこと ついでくださるままにごくごくといただいた。ありがとうございました。







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......ジャンプの失敗はあるのですが 押し寄せる波のような音楽とともに 情念がしだいに昂まってゆき あやうく均衡をたもっているような スリリングなプログラム。まだ一歩二歩及ばないが あたらしい真央さんのページがひらかれてゆく予感がします。



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