ロンドン滞在二日目はバス旅行を申し込んでいました。
200キロ位走って、世界遺産ストーンヘンジを見てきました。この光景が有名ですが、ここだけでなく、周辺何キロにも渡って盛土のような遺跡が点在しています。誰が建てたのか、何のためなのか?全ては謎のなかです。但し寒すぎ、ふきっさらしですぐにレストハウスで、ホットチョコレートを飲みました。
イギリスは長くローマに支配されていました。郊外に行くとローマ人の支配の痕跡が残っています。ここは、バース。ローマの兵士の保養地で温泉施設がローマ人によって整備されています。しかし、ローマの支配が終わったあと、入浴の習慣のないイギリス人に20世紀に入るまで放置されていたそうです。ここは入浴禁止ですが、手をつけてみたら温かいお湯でした。温泉として復活しているところもあるそうです。次来たら、入浴したい。
コッツウォルズというのは、地名ではなく、その辺り周辺の地方全体を言うそうです。郊外の田舎町。こんな景色の中に、小さな町がちょこっと存在しています。
その街の一つレイコック。1800年以降に建てられた家は一軒もない街の女子修道院レイコックアビーも見学してきました。ハリーポッターのロケのあったところです。
お庭も広く猫にも会いました。この広いグリーンも庭の一部。
ナショナルトラストでお金を寄付したり、ボランティアしたりして、イギリス人はこういう景色を守っています。
なんでも新しい物を取り入れて、柔軟に対応し、機能的で合理的なことを良しとされる日本の価値とは、少し違うところに価値を見出しています。
ロンドンでも、永遠と続く古い建築群。古き良きものを今にどう活用するか?というところに知恵を絞って日々暮らしているロンドンの人々。
しかし、閉鎖的なのではなく、大勢の移民を受け入れ、オフィス街の駅のエスカレーターを見るとあらゆるカラーの人種が乗っていて、みんな一緒に働いていることが一目瞭然です。
善し悪しはともかく、とにかく美しい。