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カトンベロスの2つの歌

2019-01-22 21:17:43 | 音楽

日曜日午後、ギターの重吉さんと合わせ練習でした。

写真は帝塚山で買ってきてくれたお土産。
デニッシュパン。
そのままでも美味しいけど、時間がたっても、焼いてもおいしかったです。

曲は2月の練習会でするプホールの「カンドンベロスの2つの歌」
1楽章 ブエノスアイレスの雲 
2楽章 古きよき時代のカンドンベ

恥ずかしながら、 「カンドンベ」というのは何のことなのか知りませんでした。

南アメリカのウルグアイ の 民族音楽。
移民の国ウルグアイでアフリカ系 の移民によって 伝えられているドラムのリズムをカンドンベというそうです。

奴隷としてアフリカ大陸から連れてこられた 人々の 抵抗の音楽とも言われています。

しかし、1楽章はブエノスアイレス。アルゼンチンなのになぜ?
と思ったら、 ウルグアイとアルゼンチンは 1500年頃はペルー副王領といって、スペインの副王が 収める一つの国でした。

1875年に独立するまでウルグアイという国はなかったのです。

国というよりも、街ごとに特徴的なリズムがあり、歌がある。
アルゼンチンと言えばタンゴですが、タンゴは ラプラタ川を挟んで 両岸の ウルグアイと アルゼンチンの地域に広がるカンドンベの影響を受けて いると言われています。

その由来からか、2002年アルゼンチンのタンゴとウルグアイのカンドンベは、同時にユネスコの世界文化遺産のリストに載っています。

プホールの独特なリズムの秘密はここにあったのです。

原点のカンドンベのお祭りに行って聴いてみたい!