音楽の喜び フルートとともに

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恐竜のシール

2020-11-12 22:42:24 | フルートレッスン
「会いたい人は呼んで下さい。」と言われて10日。
父は生きています。
目覚めず、回復は見込めないと言われていますが「このまま安定すれば、病院を変わって下さい。うちは急性期医療なので、後二週間しかいられません。」
安定ってこのまま?
点滴で眠ったまま?
褥瘡予防に体位変換、オムツ交換…。
「家で訪問看護か病院でしょう。相談して下さい。」
「面会は個室ですが、1日10000円かかります。空いていれば、無料の個室に入れますが今はありません。」
結局大部屋にもどって、東京から帰ってくる姪にあわせて、16日に個室を用意してくれるみたいですが、無料かどうかはわかりません。
長期戦を覚悟しなくちゃ。
頭の中がぐるぐるしてしまいます。
母もまだ、調子は戻らず、ごはんを作って届ける生活。
車で往復一時間。

期限もわからないので、自分たちの生活も守りながら探ります。

夕方小学3年のレッスン。
「新しい恐竜のシールがあるんだけど、いつもより大きめなので、二回で一枚ね。」
と言うと「どれ?どれ?見たい。」
と、シールの箱の中を見て、「おおっ!大きい!ピッコロ吹く!」
シューベルトの子守唄、バッハのメヌエットなどの難しい曲にも挑戦しました。

音がひっくり返っていたのも少しずつ修正。

スラーとスタカートの違いも訂正するとすぐに直せるようになってきました。
15曲を吹き上げましたが、曲の精度もあがって来ました。

後半はリズムゲーム。
こちらの方もスピードがあがって来ました。

すごい❗

最後にシールを選んでいると全く使わないで溜め込んでいます。
「たくさん集めたね。」
「もう、シールが欲しいわけではないのかな?」
「うん。シールは集めるのが楽しいけど、ピッコロもうまくなるのがうれしい!」
なるほど。
三年生も後半になると、自分なりのやる気のあげ方を知っているのですね。