木曜日はピアノの坂田恭子さんと聴き合い会で披露するドップラーの「ハンガリー田園幻想曲」を合わせました。
夫が、育てているメダカの鉢
夫が、育てているメダカの鉢
坂田さん昨年倒れて入院半年。ようやく最近ピアノ復帰てきるようになりました。
まだ、本調子ではありませんが、姿を見るだけで嬉しいです。
以前のように一緒に紅茶を飲んで、おしゃべりして、練習。
それだけで幸せです。
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710−1736年)教皇領イェージ生まれ、ナポリ王国ポッツォーリ没
イタリアのナポリ楽派オペラ作曲家。オペラ・ブッファの基礎を築き、甘美な旋律にあふれたオペラを作曲しました。
短い生涯であったのにも拘らず、古典派音楽の様式を最も早く示した人物として音楽史に名を遺しています。
オペラ「オリンピアーデ」
台本はオッタヴィアーデ
シチョーネ(古代ギリシャの都市国家キシュオン)の僭主クリステーネの娘アリステア
イタリアのコントラルト、テレサ・アルブッツィ・トデスキーニ
アリステア(ドレスデン、1756年)
は、古代ギリシアで行われていたオリンピックの祭典競技で数度にわたって優勝したことのあるアテネの高貴な青年メガークレ
と愛し合っていました。
しかし、アリステアの父クリステーネはアテネを嫌っていたため、メガークレとアリステアとの結婚の許しを与えず、メガークレは失意のなかクレタ島に赴きます。
そこでメガークレは追剥に襲われますが、クレタ島の王子として知られるリーチダ
に助けられ、一命を取り留め、メガークレはリーチダとゆるぎない友情を築きました。
リーチダはクレタ島の令嬢アルケ゚ーネ
アルゲーネ
と愛情で結ばれ、密かに婚約もしていました。
しかし、クレタ王はその結婚が身分違いのものであるとして許ざず、望みを失ったアルケ゚ーネは、祖国を捨て、身分を隠してエーリデへと逃げてしまいます。
エーリデで、アルケ゚ーネはリーチダの一族やクレタ王から身を隠すため、羊飼いの服を着て、「リーコリ」と名を変えて暮らしていたのでした。
エーリデの村では、4年ごとにギリシャ全土から参加者が集うオリンピックの祭典競技が開催されていました。
リーチダは、愛するアルケ゚ーネがいなくなってしまった悲しみを紛らわせようと、これに参加することにします。
リーチダは、メガークレをクレタ島に残し、ひとりエーリデにやってくると、このオリンピックの祭典競技の代表として選出され、シチョーネからエーリデにやってきていた僭主クリステーネと出会います。
クリステーネは、オリンピックの祭典競技の優勝者に自分の娘アリステアをめとらせると決めます。
リーチダは、恋人アルケ゚ーネを忘れてそれを賞賛し、さらにそのアリステア姫を見て、恋に落ちるのでした。
しかし、リーチダには戦いの経験がなく、優勝には程遠いと感じます。
そこで、オリンピックの祭典競技で優勝経験のある親友メガークレを、自分の身代わりとして戦わせて優勝させることを思いつきます。
しかし、もちろんリーチダはメガークレがアリステアと昔、恋に落ちていたことなど知る由もありません。友であるリーチダからの強い願いもあって、メガークレもエーリデの地に向かいます。
このオペラはここからが始まりです。
第1幕
メガークレは、かつて命を救ってくれた友人、リーチダという名でオリンピック大会に出場するのにちょうど間に合うようにシキュオンに到着します。
かつてクレタ島の王女アルゲーネと婚約していたリーチダは、メガークレとアリステアがすでに愛し合っていることを知らず、その後友人に賞品のことを告げます。
アリステアとメガークレは互いに親しみを込めて挨拶しますが、メガークレは今やリーチダとして競技に参加するという約束に縛られていると感じています。
一方、アルゲーネは羊飼いの女に変装してオリンピアに到着し、リーチダの前に現れます。
第2幕
メガークレがゲームに勝ち、そのまま去ります。
リーチダが彼女を要求しに来ると、アリステアは彼を非難し、変装したアルゲ―ネも同様に彼を非難し、彼を落胆させます。
リーチダの家庭教師は、メガークレは溺死したと報告し、欺瞞を知ったクレイスチーネ王はリーチダを追放します。
第3幕
アルゲーネは絶望したアリステアが自殺するのを阻止し、メガークレは漁師に救われ、リーチダは王の暗殺を企てます。
企ては失敗。
アリステアは父のクリスチーネ王にリーチダのために慈悲を乞い、アルゲーネは彼の代わりに自分を差し出します。
彼女は王女である証拠として、リーチダからもらった鎖をクリスチーネに見せます。
クリスチーネ王はそれが、父親を殺すという予言を未然に防ぐために幼い頃に捨てられた息子のものであると認識します。復権したリーチダはアルゲーネを受け入れ、妹アリステアをメガークレに託し、二組の結婚が祝われます。
アルゲーネのアリア
今回、紹介されたオペラはなかなか公演機会がありませんね。最近、関西でも今までほとんど公演されたことがないのを取り上げていることがあるので、そのうち、公演されるかもしれませんね。
そうですね。日本では上演機会は少ないみたいですね。
最近古楽器人気も増えてきましたし、おっしゃるようにまたあるかもしれませんね。