フォーエバー モンテシスラが咲いていました。先日来の雨のおかげで暑さでぐったりしていた苗が回復したようです。
週末はI先生のマスタークラスを受講しました。
曲はタファネルのグランドファンタジー「魔弾の射手」。
音符の一つ一つを、正確に大切に演奏することが大切だということは、みなさんもわかっていることと思いますが、それでは、どう演奏したら、大切にするということなのか?という実践編で、よくわからなくなってきます。
分かっていないということも、わからない。
なぜなら、まず、どのような音がフルートの音なのか?音程、音色、音質という文字で表現された漠然としたものの中身は、実は細かく、細かく分かれています。
それを、まず聞きわける耳がなければ、吹くこともできないし、先生が何を言われているのかもわかりません。
I先生のレッスンは、言葉によるものは一部で、「こんなふうに。」と、必ず演奏されます。
一フレーズ、時には一音であったり、まずその音に対する集中。
聞きわけるためには、良い音とか、悪い音とかということではなく、具体的なこの音と、あの音の比較を重ねることです。この点とあの点の距離がわかり、次の点がどの位置にあり、また次の点という具合に、座標軸が埋まっていく。
先生の音を聞かせてもらえるのは、本当にありがたいです。
先生は、私がまだ持っていない角度の音の視点をもっていて、そのことが言葉にされ、音で出てくる。目の前に、途端に新しい世界が広がる。そんな感じです。
文字にはし難く、伝えられない。個別のレッスンを通じて伝えるしかない。結局はそのようなことをやっているのだと思います。
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