音楽の喜び フルートとともに

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ROKUDAN

2025-01-20 21:00:00 | 日本
日曜日は塚口駅近くのt-raumで野田先生のハープ教室の発表会でした。
アンサンブル発表会ということで、みなさん、ハープ同士、ギターとハープなどいろいろなアンサンブルが登場しました。

朝牧野に送ってもらったら京阪が枚方市〜淀屋橋間、人身事故で不通。
しかもやったばかりで予定では11:00回復らしい。

代替輸送というとJRか阪急。
どちらもそこへ行くまでに枚方市駅から電車かバスこれはもう大幅遅刻。

送ってきてもらったばかりの夫にLINEして阪急高槻まで送れるか?聞いてみたら行けるということで、迎えに来てもらいました。

牧野に再度来てもらって乗り込むと「高槻より大山崎の方が近い。」と夫。
「高槻の方が近いんと違うの?」
「混んでるかもしれない。分からないけど」
しばらくしたら「梅田まで送ろうか?」
「?!」
素早く計算する私。
「梅田に近寄ると混むから、だったら塚口で行った方が早いんと違う?」
「わかった。それだったら車を替えて、次男を連れて行く。」ということですぐにUターン。家まで帰って車をアクアからスカイラインに替えて、次男を乗せて出発。なんで次男?ってスカイラインを後で実家に置いてあるオデッセイと交換するためかな?

大山崎から名神に乗って、50分で塚口に、結局、アンサンブル仲間の誰よりも早く着きました。

11:50から金重さんのハープと久米フルートでアルルの女の間奏曲のリハ。
次に渡邊さんのヴァイオリンと久米ハープで「カヴァレリア ルスティカーナの間奏曲」
最後がハープの鈴木健司さんと、ヴィオラ金重さん、フルート久米で「ベルガマスク組曲のメヌエット」
「カヴァレリアルスティカーナ」以外は良い出来です。

とにかくリハに間に合ってよかった。
2時から本番。
プログラム2番に「アルルの女」のメヌエット。


最後から3番目に「カヴァレリアルスティカーナ」一曲置いて最後が「ベルガマスク組曲」
「アルルの女」は金重さんのハープ、途中展開部から、住谷さんのピアノが入ります。
さすが住谷さん上手いです。

ゆったりとしたテンポで上手く演奏できたと思います。

「カヴァレリアルスティカーナ」はリハよりはよかったと言っておきます。
…精進、精進!

「ベルガマスク組曲」はとにかく鈴木さんが難しいハープを弾きこなし、アンサンブルが楽しかったです。



今日、おもしろかったのは八橋検校の「ROKUDAN」黛敏郎編曲のハープ独奏です。

八橋検校(やつはし けんぎょう、慶長19年(1614年 - 1685年)

は、出身は諸説ありますが、山田松黒が安永8年(1779年)に記した『箏曲大意抄(そうきょくたいいしょう)』により陸奥国磐城(明治期の磐城国、現・福島県いわき市)が定説とされています。
他に摂津国(現・大阪府北中部、ほか)とする説もある。名は磐城説で城談(じょうだん)、摂津説で城秀(じょうしゅう)。

八橋検校は、寛永年間(1624-1645年)の初め頃、摂津で城秀と称して三味線の分野で活躍しました。

三味線
その後、江戸にくだり、筑紫善導寺

の僧・法水に師事して筑紫流箏曲を学びました。

この箏曲を基に現在の日本の箏の基礎を作り上げました。
独奏楽器としての楽器や奏法の改良、段物などの楽式の定型化など、箏曲の発展に努めました。

代表作に組歌の
『梅が枝(うめがえ)』、『菜蕗(ふき)』、『心尽し』、『雲井の曲(くもいのきょく)』など

また、段ものの『六段の調』、『乱(みだれ)』(乱輪舌[みだれ りんぜつ])、『八段の調』も八橋の作と伝えられています。

寛永13年(1636年)に上洛し、母親が俳人・藤本箕山(ふじもと きざん、畠山箕山)配下の山住(やまずみ)某(なにがし)に扶持されていたことにちなんで山住勾当(やまずみ こうとう)を名乗りました。

1639年〈寛永16年)にも再び上洛して上永検校と称し、さらにのち、八橋検校と改めます。

その芸術は高く評価され、磐城平藩専属の音楽家として五人扶持で召し抱えられたこともあります。

胡弓、三味線の名手でもあり、胡弓の弓の改良も行っています。

江戸時代の琴屋
六段の調(ろくだんのしらべ、六段調、六段)は段物と呼ばれる箏曲のひとつで、段物または調べ物の中の代表曲。

箏の調弦は平調子。

(後に雲井調子の替え手も出来た)各段が52拍子(104拍・初段のみ54拍子)で六段の構成となっています。

箏組歌や大多数の地歌曲と異なり、歌を伴わない純器楽曲です。

本来は箏の独奏曲ですが、後世合奏用にいくつもの箏の替手が作られて合奏されることも多く、また三絃にも移され、さらにその替手が作られ、加えて胡弓や尺八各派でも手付けがされており、三曲合奏や箏の替手とあわせ二重奏など、いろいろな合奏編成で演奏されることも多いです。

黛 敏郎(まゆずみ としろう、1929年〈昭和4年〉2月20日 - 1997年〈平成9年〉4月10日)

は、日本の作曲家。戦後のクラシック音楽、現代音楽界を代表する音楽家の一人。東京藝術大学作曲科講師として後進の育成にもあたりました。

ROKUDAN ハープのための(1989年)この曲は、篠崎史子のために黛敏郎が作曲しました。世界中で上演されるハープソロの傑作です。箏の名曲である「六段」からインスパイアされた創作です。

松岡みやびさんによる演奏です。



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
筑紫 箏 (takan32)
2025-01-20 09:52:56
久米さんへ、私のブログにいいね!をありがとうございます。
ちょっと前に題名のない音楽会で筑紫箏を尋ねて出演者が福岡県と佐賀県多久市に行っていました。
↓ 参考 題名のない音楽会

https://note.com/merci5977/n/ne1cf4e52041b
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Unknown (mirapapa)
2025-01-20 10:48:12
これは珍しいものを聴かせていただきました。
いろいろな試みがあって、良いものですね♪
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Unknown (xxkaminosizukuxx)
2025-01-20 11:07:03
リハーサルに間にあって良かったですね!緊迫した連携プレーが素敵です✨旦那さんに感謝ですね😆👍
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Unknown (m-fluteangel16)
2025-01-22 07:49:54
@takan32 さん、こちらこそいつもありがとうございます😊筑紫箏の情報もありがとうございます。
こんなのあったのですね。蒔絵の美しいお琴ですね。
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Unknown (m-fluteangel16)
2025-01-22 07:54:55
@mirapapa さん、ありがとうございます。
珍しいでしょ😉👍
六段は名曲なので、もっとあってもいいのかもしれないと思いました。
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Unknown (m-fluteangel16)
2025-01-22 07:56:45
@xxkaminosizukuxx さん、コメントありがとうございます😊ホントに間に合ってよかったです。夫には助けてもらい、感謝です💖
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