音楽の喜び フルートとともに

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クイケンの無知の知

2019-07-17 21:42:57 | 音楽

きゅうり三本目。

デカイ、31cm。
イェーイ!

母が理事会で一泊。
父 ショートステイで一泊。
帰宅時間に 実家に行って父を迎えます。
ここ数ヶ月 自力で トイレに行けなかったのに 急に降りて歩くと 言うので
「 途中で座り込んだら私絶対起こせないから、やめといて。」
と言っても納得せず どうしても歩くというので 仕方なく ベッドの柵を下ろしました。

リビングを出て 廊下を歩いて突き当たり、 大したことありませんが父にとっては本当に遠い。

足がおぼつかないので 手すりや椅子を持ちますが、 危なっかしいので ズボンの後ろをぐっと持ち上げて 膝が折れないように助けます。

それでもなんとかトイレについて、 ズボンとオムツ を降ろして 座ります。
何も出ません。
しばらくすると立ち上がるので ズボンとオムツを履かせて折り返し。

これが長い!
トイレに30分。
でもまあ気が済んだので 落ち着いて寝てくれました。

耳が遠くなって言葉も少なくなりテレビを見ているようであり見ていないようであり…。

同じリビングで フルート吹いてみました。

最初は バッハ。
比較的音の小さな 薩摩柘植、よう銀で。
こないだ メルカリで買った bwv 1031 ブライトコプフ版。


Johan Sebasutian(?)Bach(?)
このクエスチョンマークが ブライトコプフ版 です。
クイケンという人 が調べに調べ抜いて 原典に忠実に 編纂したものです。

スラーなんかにも テンテンで
書かれていて脚注に たぶん後から付けられたとか 、装飾音符にも() つきのものがあってそれは 元々はなかったと思われるとか 書いてあります。

こういうの見ると クイケンの 謙虚さ 感じます。

ソクラテスは 無知の知、仏陀は正見と言いましたが、 知らないものを知らないままに 置いておくこと。
それが一番難しい。

世の中にはわからないというぐらいなら 死んだほうがマシだっていう人はたくさんいます。
知識 は社会的力だからです。
実際には 世界は分からないことの方が多いのです。
何でもわかっているふりをする人というのは 非科学的で 信用できない人です。
ですが 社会的な評価は 全く正反対の 評価を 与えています。
長く 知識は隠され 特定のものしか 扱えませんでした。

今や、知識の民主化のおかげで みんながバッハについて どういうアーティキュレーションで 吹いたらいいのかを考えることができます。

情報が取り敢えず平等に 行き渡りました。

とりあえずですよ。
どんなふうにその当時 装飾音符をつけていたとかアーティキュレーションをつけていたというのは 他のたくさんある楽譜や 書物も当たってみないと。

話がそれました。
つげちゃんのバッハは大丈夫でした。

昔はうるさいとよく怒られていました。 隣の部屋で吹いていても ドアをバタンと閉められたり。

かなりトラウマかも。

時が経つと 人は変わるものです。
しかもちょっと気持ちいいらしい。
首を振ったりなんかして 食事もパクパク 食べてくれました。

テレビの音もあまり聞こえないから 逆にフルートの音が はっきり聞こえて 分かりやすかったのかも。

調子に乗って 今度は パウエル の グラナディラの 頭部管で 。
大丈夫、大丈夫。
顔見て
最後は なんと パウエルの 14金で タファネルの魔弾の射手。

なーんだ、全然大丈夫。
ほんとかな?
耳が遠くなっているだけかもね?

引っ越しとドップラー

2019-07-16 22:54:27 | 名曲

宇治川と木津川、桂川の三川合流する御幸橋の 木津川を渡ってすぐ 右折すると 宇治川 にかかる 京阪の鉄橋 です。

踏切を 渡る時に 写真を撮ると こんな風な景色が撮れれます。

長男が長くいた 京田辺の 実家を 離れ 東近江市に 引っ越しました。

引っ越しが一度で終わらないので お手伝い。

近江富士。

よく行く道の駅 栗東マーガレットの 近くです。

1 DK。

緑の多いいいところです。
手伝いというのは 口実で ほとんど私が心配で見に来ました。
いい大人になっても 心配でたまりません。
二人だけになってしまう両親も心配です。

早速 今週は 色々と呼び出されています。
実は私が心配なのは 自分のこと かもしれません。


心配な時は やっぱり音楽。


メルカリで 楽譜を買ってしまいました。
フランツドップラーの シューベルトの 歌劇「謀反人」の主題による コンサートパラフレーズ。

2本のフルートとピアノのための トリオです。

1821年に 出版されたものの 検閲で 禁止された シューベルトのオペラ「 謀反人」 (家庭争議)
陰謀者と訳されることもあります。
このオペラは 現在では ほとんど上演されることがないので私も聞いたことがありません。

シューベルトが亡くなったのは 1828年。
生前はオペラは評価されず 上演されませんでした。

フランツ ドップラーは 1821年 生まれなので 彼が 成人 して 活躍する頃 には 少しは知られたオペラだったのではないでしょうか。

弟のカール ドップラーと フルート兄弟として ヨーロッパ各地を講演し 大成功し、 同時音楽の中心地だった オーストリア ハンガリー帝国の 首都ウィーン 音楽院のフルート科の教授まで 務めました。

流行のオペラを何本も書き、生前に成功した数少ない作家の一人です。

ですが、オペラは今ではあまり上演 されず、 フルート曲が多数出版され、フルートにとって とても大切な作曲になっています。

特に 有名なフルーティスト アンドラーシュ アドリアン が 楽譜を発掘し 出版しています。

ドップラーの生まれた ハンガリーオーストリア帝国領の ガリツィア ブルフ というのは、 現在はウクライナ 以前はポーランド。 ドイツ領にもなったことがある複雑な歴史を持つ 土地で、 初めに入ったオーケストラはブタペスト交響楽団はハンガリー領でした。

アドリアンはブタペスト 生まれ。
来日した時に 講演で、
まだ若い頃 ドップラーの子孫の家に行き その家の 2階の物置に 楽譜を発見した話を してくれました。
ドップラーの映画も作りたかったらしいです。

ドップラー愛が深かったです。
とってもよく分かります。 私も大好きです。
映画、成功してほしかったな。

大樹の会コンサート

2019-07-15 21:15:39 | コンサート

7月13日は大樹の会コンサートに出演しました。

市川さんと時間がとれなくて、とうとう当日合わせになってしまいました。
会場はLa pazというところで、私達は初めて。

そこが天神橋筋六丁目駅の近くなので、ジャンカラ天六店を11:30から、一時間予約していました。

今回はアマディのスプレーン、パガニーニのカンタービレ、カルリのプティ デュオop191の1番。

アマディは マンドリンとギターの曲です。
マンドリンは息をしなくても弾けるのですがフルートはそうはいきません。
音域が マンドリンとバイオリンは同じですが フルートは少し違うので 例によってスケールやアルペジオを途中で折り返します。

いろいろ 工夫して吹くのですが、 よく聞いてくれて どんなふうにも対応してくれます。
ちょっと聞きすぎて くれるので ギターが リードするところを 何箇所か お願いしました。


パガニーニのカンタービレは 小品ですが 結構難しいです。

カデンツァ が多いですしフェルマータや フェルマータや リタルダンド、 アテンポとテンポが揺れます。

他の人のYoutubeを見て合わす練習をしてくれていたそうです。

ちょっとなおすだけで行けそうです。

カルリは、 フルートとギターのために書かれた曲です。
1楽章のゆっくりしたテンポが結構くせ者。
イタリアぽく、劇的に

2楽章は軽快ですが、安全策をとって少しゆっくり目で。

最後の6小節だけaccel. 行くことにしました。
これはギター メロディーもたくさんあってとっても楽しい曲でした。


ガストでランチを食べて本番。


楽しかったです。
メッセージやFBでコメント頂きました。
ちょっとは 喜んでもらえたのかな?

フルートは音質もキレイで音量もタップリで存在感ありますね。素晴らしかったです。

市川珠代さんのギターと、久米素子さんのフルートのDuo。素敵なギターとフルートの音楽を堪能しました。

本当に素晴らしいハーモニーで、時間をわすれました🎶

今回の会場はフルートにぴったりですね。
とても落ち着いてフルートの音色を聞かせてくれます。
これからもフルートの魅力たっぷりの演奏を聞かせてください。

新しい楽器でチャレンジ

2019-07-12 21:29:44 | フルートレッスン

白詰草の原っぱ。

近所の公園 こう暑いと木が一本もないので誰もいません。

今朝はOさんのレッスン。
楽器を購入してから 初めてです。

どんなに喜んでるかと思ったら 表情が暗いです。

どうされたのかな?と思って聞いてみると、「 楽器屋さんではよく響いたので これと思ったのですが家に持って帰るとあまり響かないような気がして」

「 そうなのですか?」
とりあえず聞いてみることにしました。

確かに少しパワーがないような気がします。

ではスケール とアルペジオ。
音程が ほぼばっちりです。
前のフルートは 低音が高いのでかなり内側に向けないと 正しい 音が出ませんでした。
それが普通に出ます。 多少は変えないといけませんが
口と顎の動きだけで 対応できます。

そのことを言っても顔色は良くありません。
それではとアルテの一巻の カンツォネッタ 二重奏を一緒に吹いてみました。

「 あまり練習できてないので初見に近いです。」
確かに指やリズムは 間違ったり 大変でした。
しかし いつもなら 音程で引っかかって ほとんど進めないところが、今回は全く ありません。

二重奏をやってみると音程の違いが圧倒的に分かります。

そして ケーラー の子守歌。
音程はばっちり。 いつもなら音程を治すだけにかなりの時間が かかって いるところでした。

そして気が付いた事が一つ。
楽に音がでるので 吹き込みが甘くなっている のです。

ちょうどアクセントのところが来たので そこでお腹を使って唇の力を抜いて フッフッと音を出してもらいました。

すると 見事なよく響く音が。
Oさん、満面の 笑顔。
「 音が出た。 OK じゃなくって、これぐらい吹き込んでみてください。 この楽器はもっとなります。」
「 そうなんですね。頑張ります。」
私も ほっとしました。


三択!頭部管

2019-07-11 22:37:52 | 楽器

近所の公園のアガパンサス。


満開です。

土曜日に 楽器屋さんに行ったついでに 自分の フルートの頭部管も 探しました。

今のフルートを買うために色々売っちゃったところ、 安い パウエル の 洋銀製 の 本体だけが残ってしまいました。

頭部管がなければ 楽器は音を 出せません。

しばらく放っておいたのですが やはり 音を出せない 楽器を持って いるのは もったいない。

セカンドフルートとして活躍してもらおう。

今持っている金属の 音のする 楽器を2台持っていても仕方ないので 木管の頭部管をつけてみることにしました。

安くても名器を作ってきた Tーtuneの頭部管を 出しといてくれました。

本紫檀  薩摩柘植 
アフリカンブラックウッド の3種類。

本紫檀は トーンホールに 銀が使ってあります。

前回 楽器屋さんの同じモデルの 楽器につけて吹いてみたところ、
本紫檀 の 音の伸びが悪く これは無し

薩摩つげは ちょっと不思議な響き 木管そのもののような シンプルだけど何か不思議な伸びが あります
アフリカンブラックウッド は 木管ならこういう音だろうというような音が しました。

ところが私の 洋銀を つけて 吹いたところ、 びっくりの変化が。

なしだと思っていた 本紫檀が よく響きます。
金属の楽器のような響きです。
銀の トーン ホールが 効いてる感じです。

アフリカンブラックウッドが 伸びません。

薩摩黄楊は 前回よりパワーがない感じに聞こえます。

悩みました。

何度か吹いてコツを掴んでいくうちに 鳴ってきました。

楽器屋さんの N 氏にも 吹いてもらいました。
N 氏の場合は 本紫檀が圧倒的です。

ですが薩摩つげの 優しい感じも 捨てがたいです。

結局 本紫檀は 今持っている 頭部管 に近い音がするので 今回は より 木管ぽい音がするということで 薩摩つげに決めました。

購入後ですが FB に 投稿して みんなに聞き比べをしてもらいました。

やはり薩摩黄楊と 本紫檀 で 意見が真っ二つに分かれました。

少数ですがアフリカンブラックウッドも いいと言った人がいましたが…。

私も今のフルートがなかったら 本紫檀 にしたと思います。

その後、帰って吹いていますが 薩摩柘植 いいです。

金属のフルートの音のように 口を作る必要がなく パワーも 少なくて済む感じです。
そして 吹き込めば吹き込むほどいい感じがします。

セカンドフルートとか言ったけど そのうちファーストフルートとして活躍するかも🤗



パガニーニ

2019-07-10 21:58:26 | 名曲

今年初収穫!

うちの 裏庭のきゅうり です。

角がチクチクします。

しかし取れる時には他の所からもきゅうりが来ます。
冷蔵庫にきゅうりが 4本ほど入っていますが、 新鮮さに一票入れて 家のきゅうりから食べました。

安定供給には程遠いので 多分今週中には他のキュウリも食べてしまうでしょう。
とれたてのきゅうりは
少し甘みがあって、 ぽくぽく 音がして とっても美味しかったです。

新鮮なキュウリの さわやかさは今やっているパガニーニのカンタービレ!

毎日食べられる 親しみやすさのわりに 意外に複雑で、 何とも言えない甘いメロディ。

女性にもモテて、 超絶技巧で 妬まれた パガニーニ。

美味しいキュウリや野菜を食べていればよかったのに 若くして演奏でお金を稼いで、 飲んだり食べたり 。

胃が弱く後に梅毒になったために水銀を 処方され飲み続け、 病み衰えてなくなりました。

素晴らしい技術も 音楽性も 弟子を一人しか取らなかったために 誰にも伝えませんでした。

楽譜も盗作を恐れて、 出版しないで自分で管理していました。
そのため 沢山の楽譜が失われてしまいました。







楽器の選定

2019-07-09 22:11:54 | 音楽

土曜日、コンサートの後でドルチェ楽器で、生徒のOさん 楽器の 選定をしました。

趣味でされているので あまり高いものはいらないとおっしゃっていました。

現在持っているのは 頭部管、管体銀。
メーカーは秘密。
10年前に7年落ちの中古を買っておられました。

レッスンの度に 低音の音程が 中音や高音に比べて高く ホールをシールで埋めたり 管を内側にしたりして 苦労されていました。

ついに買い換えることになりました。

管体銀の パウエル パールアズミを ずらっと並べて 吹いてみました。

ご予算があるので、 いきなり高いフルートを勧めたり はしません。

どれも今吹いているフルートよりも 音程が良く 低音も 出しやすいです。

レスポンスの良さは アズミ、 低音の出しやすさは パール、 音全体のバランスが良いのは パウエル。


念のため 総銀製のフルートも見せていただきました。

パウエル は予算がはるか外なので パールの総銀製、純度低めの 手の届きやすい フルートです。

やはり 総銀製は音質が違います。
少し背伸びする感じですが これならまだ 予算の範囲内です。

純度の高い方もあったので それを試してみました。
やっぱりこっちの方がいい と思いましたが、 リングキーです。

Oさんのたっての願いでカバードがいいと言うことでしたので、悩んでおられると、
ドルチェのお兄さん電話でパールさんに電話 してくれました。
同じタイプのカバードの フルートが お店にあるので持ってくると…!
「 どちらから来られるのですか?」 と聞くと「 心斎橋です。」
「 すみません。20分ぐらいかかると思います。」
「 そんなわざわざ持って来られるとプレッシャーですよ。」と言ったら。
「 大丈夫です。買わなくてもいいので 一度お試しください。」
ということで 待つことになりました。

世間話をしていると パールフルートさん 持ってきてくれました。

総銀製のカバードのフルート。
しかし!
残念ながら 低音が出にくい です。
「フルートは個体差があるから。」
「 ちょっと待ってください調整してもらいます。」と、 またまた待ったがかかり、 調整待ち。

調整してもらいました。が、 やっぱり駄目です。

Oさん、「 パウエルか パールの カバードキーですね。」
「パウエル は良い楽器ですが、 総銀製の 音質が やっぱりいいかな。」
ということで 結局 持って来て頂いたものではなく 店にあった カバードキーを 購入することにされました。

音が出しやすく 低音が特に気に入っておられました。
良い楽器が買えたと思います。
これで 音楽を 楽しんで 続けていかれる ことを 願っています。

アンサンブルフィオーレディオオサカ

2019-07-08 22:16:14 | コンサート

土曜日は マンドリンアンサンブル フィオーレ ディ オオサカの第15回定期演奏会でした。

2年に一回なので30年目だそうです。

ここ数年聞いてきましたが 今回の 演奏が一番安定していました。

やはりここの演奏はトレモロが美しいです。

ピッキングも響きが豊かです。

プログラムは華やかで 飽きさせないものでした。

一部の最後の曲は数年前に カンパネラ が大きすぎて メロディを吹き飛ばしてしまいましたが 今回は節度が効いていて雪辱を果たした感じです。

2部のマンドリン協奏曲は 葛原さんと吉本さんの マンドリンが 絶妙に あっていて良かったです。

スペイン特集も 雰囲気が変わって 楽しく とても聞きやすかったです。

3部は しっとりとしたアダージョのあと大曲2曲。

アンコールはチャイコフスキーの 花のワルツ。

これだけの曲を堂々と華やかに弾き切りました。

長く同じ楽団 注目していると 初めは何をやりたいのか分からなかったのが、 だんだんと 洗練され集約されてきて 、
ある日、ああこういうことがやりたかったのか!と見えるようになってくることがあります。

30年の今日がその日だったと言う気がします。

これからがますます楽しみになってきました。

カルリっておもしろい

2019-07-05 22:21:19 | 音楽

これは何て言うお花?


こっちも?
母の活けた花の中でも最も変わった 花 の No1.2です。


どこからか もらってきたのか? いつもの花屋のおじさん から勧められたのか?謎です。

夕食を 用意して 父と食べます。 誰も帰って 来ません。
実家は隣の人の理解があるので 夜9時ぐらいまで 吹けます。

父の夕食は2時間ぐらいかかるので だいたい食べたら 隣の部屋から 遠目で見ながら練習しています。

バッハのトリオ bwv 1043。
バイオリンの曲なので オクターブや アーティキュレーションを 考えなくてはいけません。

それからカルリ の プティ デュエット。

7月13日にやるのは 一番ですが あと2曲も 吹いて 見ました。

緩ー急 2楽章の 小さなデュエットが 3曲 入っている曲集です。

ギターとフルートのせいか あまり有名ではありませんが どうも ランパル が 誰かと吹いた CD があるらしいですが 聞いたことはありません。

ドニゼッティの有名な ハ長調の フルートとピアノのための ソナタ を 思わせます。
多分イタリアの 宮廷で当時、流行っていたスタイルではないかと思います。
パガニーニも このような2楽章仕立ての曲を何曲か書いています。

ギターと合わせていないのでまだ全部はつかめていませんが、 たっぷりと 歌うメロディ。 軽快な 疾走する2楽章。 ご機嫌な 曲集です。

聴く、感じる

2019-07-04 22:05:47 | 音楽

山形からさくらんぼの便りが来ました。
夫が出張の時に自分で申し込みました 季節になったらさくらんぼが届くと言う ものです。

異常気象にも関わらず ちゃんと成長してくれた さくらんぼに感謝です。

甘くて美味しかったです。

音楽は表現すること と 言われていますが 表現の前に聞くことが大切です。

心の中に思ったことを 他の人に伝えるために 人は言葉を覚えます。

言葉を覚えるためには たくさんの言葉を 聞くことが大切なことは みんな知っています。

ただ記号として言葉を覚えるのではなく 色や形や 触覚や 嗅覚 そして心理的な 気持ち をもった リアルな体験と結びついた言葉を 聞くことが大切です。

子ども達が早く言葉を覚えるのは、 一つ一つの 言葉の体験にとても感動しているからです。

大人が 当たり前のように 歩いてるいつもの道も 子どもにしたら ドキドキワクワクの感動の積み重なった道なのです。

だから子どもは覚えるのが早いのです。 生きた言葉を覚えているのです。

音楽も同じ、 一つ一つの音が意味があって 色があって 触覚や匂いと 結びついて 聴くこと 感じられると それを使って自分の思いを表現することができるようになります。

そこが細やかであればあるほど細やかに 繊細に伝えることが 出来ると思います。

大人になって何もかも当たり前 もう目新しい感動することなんか何もない。 という人が時々いますが 大丈夫世の中のすべてを知り尽くすことなんてできないんですから。

ちょっと目を向け、 耳を傾け、 匂い嗅いでみたり 触ったりすると すぐ 蘇ってきます。

子どものような気持ちが。