音楽の喜び フルートとともに

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リズムカードゲームで楽しく

2020-12-17 23:28:01 | フルートレッスン
実家の金のなる木。
つぼみができて来ました。
お金が無くても、今年も咲いてくれそうです。

今日は小学生のレッスン。
先週はお父さんがお休みで急遽参観に来られました。
今週は 一人でしたが、 開口一番「お父さん来たら緊張する!」

「 そうね私も緊張したわ! でも楽しかったね。」

おとうさんに手伝ってもらって、リズムカードゲームをやりました。
二人で対戦したら、二勝一敗でおとうさんの勝ちでした。
「あいこが多くてびっくりしたわ。」とニコニコしています。
おとうさんを大好きなのです。

今日は私とリズムゲーム。
速くて正確になって来ました。

ピッコロでも音価が正確になって来ました。

荒城の月、山のポルカなどなど正確に吹いてくれました。





転院

2020-12-17 00:24:31 | 日記
朝、9:00に母を迎えに行って、9:30にK病院へ。
父を転院させる日です。

「会わせたい人があれば、呼んでください。」と言われて1ヶ月。東京で就職した姪まで呼んでお別れするつもりでした。

脳梗塞で脳の右半分は死んでしまいましたが、熱もなく、血圧も安定。
呼べば、目で追いかけます。

急性機医療病院では置いておけないので、リハビリつきの病院へ転院しました。

着替えさせてもらってストレッチャーに乗せられた父は不思議そうに周りを見ているように見えました。

N病院に移動。
父は部屋へ。
私と母は看護師さんから、入院説明、手続き。
「先生の説明は12:30からなので、それまで待って下さい。」
11:30と言うことで、その間に紙オムツ、パッド、おしり拭きを買いに行くことにしました。

しまった。グループホームに買い貯めていたオムツやパッドを全て寄付してしまいました。

ここは細かく指定があります。京田辺の種類がたくさんある大きめのドラッグストアで買いました。

実家に近いので、一旦帰っておにぎりを食べてまた病院へ。
医師の説明を受けました。
もう元には戻らない。
けれど、栄養補充点滴をすれば、いつまでも生きれます。
胃瘻をすれば、老健でも受け入れてもらえます。
でも、口からものを食べられるようになるかもしれない。
ならないかもしれない。
もうひとつは、水だけの点滴をして、むくみが出たらやめて看取る。

先生は、食べられるようになるかどうか、しばらく検査をして見てみたい。ということでした。

寝たきり、言葉は出ないけれど、今の状態は1ヶ月前よりは改善しています。
苦しんだりしている様子はありません。

つまり、死ぬかと思ったのに、死期を選べると言うことです。

延命処置は必要ないと言っていましたが、この状態で、水点滴だけにしてしまうのは、かわいそうに思います。

「その検査をして様子を見るので今は決めなくていいんですね。」

亡くなる前に一週間でも家に連れて帰って、家で看とりたいということだけは伝えて帰宅。

後郵便局で簡保の書類をもらって、もう一度K病院。

オムツも足りないものがあったので買い直して、もう一度N病院へ。

長い1日でした。




メルリンのポーリーンのための曲

2020-12-15 22:47:52 | 音楽
旧宅の庭を掃除していると、視線を感じます。
見えにくいですが、下の棚に子猫がいます。
人間が悪さをしないように見張っているのです。
昨夜、
12/19(土)西宮今津公民館での西宮ギター練習会のFBを見ていると、第二ラウンドの所に私の名前が。

「あれ?」
全く予定していませんでした。
困った。
主催の渡邉さんに聞いたら、Jose Luis MerlinのProgresions para Pauline
をpdfで送ってくれました。
音源つき
きれいだけど、ギターが結構アグレッシブ。

譜面が8ページ。
切れ目があまりなく、「どうやって譜面台にのせようかなぁ?譜めくり頼もうかなぁ?」と考えていたら
またpdf

「パート譜作りました。」と渡邉さん。
速やっ!
メルリンの解説文。
「フランス語じゃないよなぁ…。スペイン語ネット翻訳かけようかなぁ?」と考えていると、渡邉さんから、また、メッセージ。
「訳してみました。」
一夜のうちに!
感謝感激。
こういうお相手はめったにいません。
曲に関する思い入れ、共演する時間を大切にしたいという熱意が伝わって来ます。どんな形でも精一杯やらせて頂きますが、よりがんばる気持ちに火がつきます。
曲の相互理解が進むし、必ず深いものになります。
曲想からはレクイエムだとは思えません。
しかし、この解説を読んでから演奏してみると、死を目前にして、穏やかで、しかし新しい世界に赴くポーリーンの決意が伝わって来るような曲想です。


1989年にホセ・ルイス・メルリンによって作曲された「Progresiones para Pauline」は、ラテンアメリカの人権評議会のためにオレゴン州ユージーンで働いていた友人のポーリーン・ラッセにとっての特別なレクイエムです。

ホセ・ルイス・メルリンは、オレゴン州ユージーンにあるポーリーンの家に呼ばれ、癌との戦いの最後の数日間、親愛なる友人に別れを告げました。








調整

2020-12-14 22:02:34 | 楽器
土曜日はドルチェ楽器さんのワンコイン調整会でした。

写真はエスト1に出来たフードコートのエビアボカドのホットドッグ。
インバウンド目当てで大きなフードコートを作ったのに、開店直後からコロナで大変なことに。
前に来た時よりは人出がありましたが、また大阪は感染者が増えて来て、暗雲が垂れ込めています。

東京から来るリペアーのKさんご指名でお願いしています。

持ち時間15分。

待っている間にパウエル木管をお試ししました。
「二本吹き比べできるなんてめったに無いですよ~。」とお勧め。

二本、同じクラスのものでしたが、一本は木管らしいソフトな響き、もう一本は金属の含まれた太い響き。

どちらも捨てがたい!

ヘインズの14Kも試してみました。
軽いけれどボリュームを感じるいい音でした。

リペアが終わって、Kさんが呼んでくれました。
一吹きで、全く別人。
さっき試したヘインズに負けず劣らず。
それどころか、こちらの方が
いいです!
「いいですね~。」と思わず顔がほころんでしまいました。

Kさん
「コルクが縮んで、位置が狂っていたので、それをちょっと詰めて調整しました。」

「ありがとうございます。大阪にずっといて欲しいです。」

「年二回来ますから。」
二回では足りないけど仕方ないです。

それにしても私のパウエル14Kはどれだけ、がんばって音を出してくれていたか!

本来、ヘインズに負けない音なのに、悔しいです。


12月クレジャンスとデュアルテ

2020-12-12 00:18:42 | 現代
今日も母の用事で京田辺市役所へ。
いろいろお手続きがあります。
いいお天気でした。
例年ならクリスマスコンサートがあるはずですが、今年は1つもありません。

12月19日(土)13:00~
西宮今津公民館で西宮ギター練習会
渡瀬清隆さんと二曲演奏します。

クレジャンス
ギターとフルートのための2つのアリア

デュアルテ
プチ ジャズ から
ファイブ&シックス

渡瀬さんから「こんな変なのあるか!ってぐらい変わった曲リクエストしようか。」と言われて数ヶ月。

頂いた楽譜がこの二曲でした。

変なのと言うことはありません。しかし、どちらもジャズ風。

クラシックばかりやって来て、なんちゃってジャズを少しかじっただけなので…。

まず曲がつかめない。
メロディがわからない。

音は出るけれど、身につかないという感じ。
メトロノームを相棒に
徐々に落とし込んで、なんとか良さがわかってきました。
わかって来るとおしゃれでいい曲です。

楽しみですが、
合わせは当日朝のみ。というのが気になりますが、渡瀬さんとがんばります。



つきのひかりに

2020-12-10 23:49:04 | バロック
実家の木瓜の花が咲いていました。
「こんな時期だっけ?」と母に聞くと
「狂い咲き。」
やっぱり。
春先に咲くはずの木瓜の花。
冬もおかしいけれど、今頃咲いた枝は春はどうなるのでしょう?

今日はフランスの18世紀の歌「つきひかりに」をレッスンしました。

この曲は誰が作ったのかわかりませんが、原型はルイ14世の宮廷学長ジャン=バティスト リュリ(1632-1687年)が作ったと言われていますが、本当のところ良くわかりません。

子守歌として、子どもたちが初めて演奏する楽器の教本の中の一曲として長く親しまれています。

しかし、歌詞は意味深。とても子ども向けとは思えません
どういうことを歌っているか、大人の皆さんはわかりますか?

Au clair de la lune,
Mon ami Pierrot,
Prête-moi ta plume
Pour écrire un mot.
Ma chandelle est morte,
Je n'ai plus de feu ;
Ouvre-moi ta porte,
Pour l'amour de Dieu[1].

Au clair de la lune,
Pierrot répondit :
« Je n'ai pas de plume,
Je suis dans mon lit.
Va chez la voisine,
Je crois qu'elle y est,
Car dans sa cuisine
On bat le briquet. »

Au clair de la lune,
L'aimable Lubin
Frappe chez la brune,
Elle répond soudain :
–Qui frappe de la sorte ?
Il dit à son tour :
–Ouvrez votre porte[2],
Pour le Dieu d'Amour!

Au clair de la lune,
On n'y voit qu'un peu.
On chercha la plume,
On chercha le feu.
En cherchant d'la sorte,
Je n'sais c'qu'on trouva ;
Mais je sais qu'la porte
Sur eux se ferma.

月の光に、
わが友ピエロ、
君のペンを貸しておくれ、
一言書きとめるために。
私のろうそくは消えている、
私にはもう火がない。
扉を開けておくれ、
どうか後生だから。

月の光に、
ピエロは答えた。
「私はペンを持っていない、
私はベッドの中にいる。
隣の家へ行きたまえ、
彼女がそこにいるに違いない、
なぜなら台所で
誰かが火打石を打っているから」

月の光に、
優しいリュバンは
栗色の髪をした女性の家(の戸)を叩く。
彼女はすぐに応じる。
「そんな風に戸を叩くのはどなた?」
そこで彼はこう告げる。
「扉を開けて下さい、
どうか後生ですから!」

月の光に、
二人はほんのわずかしか見えない。
二人はペンを探した、
二人は火を探した。
そんな風にいろいろ探して、
何を見つけたのやら私は知らぬ。
でも私は知っている、扉は
彼らの方に向けて閉まったのだから。





モーツァルトのフルート四重奏

2020-12-09 22:47:05 | 古典
今日は、フルート四重奏の合奏練習でした。

ビオラの金重さんに声をかけていただきました。
ヴァイオリンの河野さん、チェロの日野上さんとは初めまして。

マスク、換気で練習することに慣れて来ました。

違和感なく練習していましたが、後から写真を見ると、秘密のアジト感満載。

何も企んで無いですよ~。

曲は、モーツァルトのフルートソナタDdur K285

依頼されて製作したものの、仕事が遅れて曲数が減り、報酬を二分の一以下に減額され、
「我慢できない楽器のための作曲をずっと続けなければならないと、お分かりのように、僕はうんざりしてしまうんです。」と父宛ての手紙愚痴った問題のフルートの小さな曲3つのうちの1つです。

と言うものの、この曲は超絶美しい上に全体の構成、それぞれの楽器の動き、重なり具合、ハーモニーの使い方の素晴らしさ。
もう、完璧と言うしかない!

取り分け三曲のうちのこのDdurが、特に素晴らしいです。

あ~、楽しかった。








モーツァルト

オキャロランのファニーパーク

2020-12-08 23:41:21 | 民謡
カヌレをいただきました。
出張はやめられないらしい。
心配なことはいろいろあるけれど、毎日の生活は続きます。

いちご、抹茶、アールグレイ、黒糖。
見ているだけでもかわいい。
食べてもおいしかったけど。

ハーディーガーディ完成のご褒美に古欧文化さんご夫妻で演奏してくれました。

アイリッシュハープとコンサーティーナによるオキャロランのファニーパークです。
ターロック オキャロランはアイルランドの盲目の吟遊詩人。
1670生-1738年死亡
盲目になったのは、天然痘にかかったからだそうです。
天然痘は1796年に種痘が開発されるまで致死率20~50%の恐ろしい感染症でした。
ワクチンが世界中で接種されて根絶されたのは2011年。
とにもかくにも克服した前例はあります。


清水楽

2020-12-08 00:25:59 | 日本
実家の山茶花が満開です。
日曜日、母から「電動ノコギリ貸して下さい。」とLineが来ました。

これは、「庭の植木を剪定しなければならない。」という合図です。

夫と次男と旧宅で

電動ノコギリを取りに行くと、竹をくわえた禰豆子…ではなく、ちくわをくわえた母猫。

子猫の元にちくわを届けたい。けど、怖い人間がいるから近づけなくて、うろうろ。
この人間たちは何もしないけれど、やっぱり怖いらしい。


着いたら、すでに母は草刈りの最中。
元気になって来たとはいえ、まだ動き過ぎてはいけません。
言うこときかないんだから。
垣根にテープを張って、枝切りはさみで切っておいて、電動ノコギリでそろえました。


次男も大活躍。

きれいに刈れました。
作業の後、
夕飯の食材を買って来てお鍋をみんなで食べました。

宮城道雄の曲は春の海だけではありません。
尺八とお琴2箏による「清水楽」

何年も前に誰かが尺八譜から五線譜に移したものです。
これが、ひどい…。
まず、箏譜より一音低い。
何でや!
学生の時に演奏しましたが、カタカナで一音上の音を書いています。
3、 4小節目が抜けています。
他にも音間違いを何ヵ所か直して。

速度が何も書いていない上に、箏譜の表記の倍の表記で書いてあります。

本当にどうやって演奏したのやら…。


作りました。
一音下げて

母と合わせてみましたが、まだおかしい。

最後から五小節前から、速度が倍になる!
大騒ぎしたら母がようやく尺八譜を出して来ました。

尺八譜を見てみると該当箇所に「漸次ゆっくり」と書いてありました。
この譜面が倍のもとです。
ただし、箏譜と全く表記が違うので読むのも大変。

うん十年ぶりに正解にたどり着けたようです。
こういうことがあると、日本人はつくづく単一民族で空気でわかり合える歴史を歩んで来たのだと思います。

西欧でどれだけの国や民族が起こり、言語が話され、混じりあったり、別れたりしたか!

彼らが合奏するには正確で、誰がどのように読んでも同じ強さ、速度の音が出る楽譜がどうしても必要でした。

倍になるなら、彼らならここでdeuxとか、Largoと書いたはず。

日本では、違うといっても同じような言葉で話しあえて、ほぼ同じ民族で顔色を見れば、繊細な違いがわかる。

指揮者がなくても入れて、テンポをゆらせて、一緒に終われる。
これはすごい。









ハーディーガーディ製作、完成しました❗

2020-12-04 23:53:00 | 楽器
昨日は古欧文化さんで、Mさん夫妻と楽器作り、三回目。

今日こそ出来上がるのでしょうか?


ウーパールーパーの井伏さん…おや?前回よりも体長が伸びています。
お腹もぷっくりしているような⁉️
妊娠ではありません。女子ですが、食べた後はこうなるそうです。

古欧文化さんご夫婦で貼ったステンドグラス。

これはタニシの島田さん。
水槽をきれいにしてくれます。

「どこからだったかなぁ
?」
ゴムを巻きつけ、歯車を付け。

ちゃんと回るかな?
ヤスリをかけて、蝋引きしましたが心配。

ランチを頂いて

おやつを頂いて

デザートのキウイもおいしかった。
概ね4時近くなって

完成しました‼️
ハーディーガーディといいます。
11世紀主に西ヨーロッパに登場していた楽器です。
18世紀には一度失われましたが、最近、イギリスやフランス、アメリカで演奏者が増えています。

これは木製のホイールをレバーで回し、その上に貼られた弦とホイールの摩擦で音が鳴ります。
1弦はトロンペットと呼ばれるドローンと言って、同じ音を鳴らします。これにはうなり駒がついています。

もう一本の弦は、シャントレル(歌う弦)で、弦の下にある鍵盤を押さえると駒が上がって音程が変わります。
これはウクライナで作られたキットで輪ゴム、テグス、木だけで作れるようになっています。
輪ゴムだし、調律してもすぐ狂います。あまり大きな音も出ないし実際の楽器としては使えないかも。
とりあえず、弾いてみました。