マキシモ ディエゴ プホールは1957年12月7日
アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれ
クラッシックギター演奏者、作曲家です。
公式ウェブサイトがあります。
8歳で父親にギターを与えられ、タンゴとミロンガを学びました。
タンゴは18世紀スペイン、イベリア半島で発祥した舞曲のリズムです。
南米への植民地政策の結果、18世紀後半にはラプラタ川流域で流行り、特にアルゼンチンのブエノスアイレス、ウルグアイのモンテビデオで発達しました。
ミロンガはバントゥー語、アフリカの黒人の言葉で、奴隷としてアルゼンチン、ウルグアイ、ブラジルに連れて来られた人々の中で踊られたダンスパーティのことです。
長じては音楽大学でクラッシックギターを学びました。
ピアソラを敬愛し、こだわって研究しています。
ブエノスアイレス組曲は1995年作曲。
1楽章 Pompeya
説明はありませんが、Pompeyaはブエノスアイレス南側の街で、初めてタンゴが作曲され演奏されました。
タンゴの伝統が染み込んだ街と言われています。
伝統的なタンゴのリズムで作られています。
2楽章 Palermo
16世紀後半、イタリア系移民により買い取られた土地から始まったという街
19世紀に急速に成長し、空港、動物園、植物園が作られ、最古のクラブやカフェでタンゴが踊られました。
3楽章 San Telmo
ポップアートギャラリーや、深夜営業のバー、フリーマーケットにストリートパフォーマーがいて、自由奔放な雰囲気の街。観光客が高級レストランでタンゴを観賞しています。
4楽章 Microcentro
ブエノスアイレスのほぼ中心部。オフィスやデパートが立ち並ぶ近代的な街。
タンゴは近代的な形へと変転しています。
ピアソラの「タンゴの歴史」のストーリーを借りてブエノスアイレスの都市と歴史的特徴をなぞっています。