火曜日は牧野生涯学習センター音楽室で第18回聴き合い会でした。
弓はチェロの方が意外に短い。
サン・スーシ宮殿
バッハは、これをその場でゴットフリート ジルバーマン(1683-1753年バロックオルガン、フォルテピアノ制作者)
のフォルテピアノにより即興演奏を行いました。
いつもチェロで参加されているSさん。
今日はヴァイオリンも持参して披露してくださいました。
演奏前にヴァイオリンとチェロの違いを少しレクチャーしてくださいました。
チェロの大きさはヴァイオリンの8倍。
弓はチェロの方が意外に短い。
幼い頃「父にヴァイオリンを習いたい。」と言ったら「あれは金持ちのするもんや!」と断られたそうです。
中学生になってようやく習わせて貰えるようになりましたが、近所の蔵にあると聞いてヴァイオリンをそこから借りてきて習ったそうです。
カバーも無く風呂敷に包んでヴァイオリンを運んだのは乙女心が傷ついたそうでした。
バッハの無伴奏チェロ組曲と、ヴァイオリンとフルート、ピアノで「音楽の捧げ物」を演奏されました。
他にもギター、ビウエラの参加がありました。
次回聴き合い会は12月26日(木)
牧野生涯学習センター音楽室
1人15分、協力金500円
お互いの演奏を聴き合い、励まし合いましょう。
勇気を奮ってご参加ください。
ヨハン セバスチャン バッハ(1685- 1750年)神聖ローマ帝国ザクセン、アイゼナハ生まれ、神聖ローマ帝国ザクセン選帝侯領ライプツィヒ没
「音楽の捧げ物」BWV1079
、1つの主題に基づく16の作品からなる曲集。フーガ2曲と4楽章からなるトリオソナタ、ならびに10曲のカノンが含まれます。
バッハが1747年5月7日にフリードリヒ大王(1712-1786年在位1740-1786年)
1740年フリードリヒ2世
の宮廷を訪ねます。
の宮廷を訪ねます。
サン・スーシ宮殿
その時、ハ短調のテーマ (Thema Regium) を大王より与えられます。
バッハは、これをその場でゴットフリート ジルバーマン(1683-1753年バロックオルガン、フォルテピアノ制作者)
のフォルテピアノにより即興演奏を行いました。
サン・スーシ宮殿
1746年ジルバーマンのフォルテピアノ
1746年ジルバーマンのフォルテピアノ
2ヵ月後には曲集を仕上げ、
「王の命による主題と付属物をカノン様式で解決した」
(Regis Iussu Cantio Et Reliqua Canonica Arte Resoluta) とラテン語の献辞を付けて大王に献呈しました。
献辞の頭文字を繋いだ言葉 RICERCAR (リチェルカーレ)は、「フーガ」様式が出来る前の古い呼び名です。
大王の主題が全曲を通して用いられたこの曲集はその後「音楽の捧げもの」として知られています。
当時の新聞記事や証言が伝えるところによれば、王の与えた主題を用いて即興演奏を求められたバッハは3声のフーガを演奏しました。
6声のフーガの演奏も求められましたがさすがに即興では難しく、自作の主題による即興演奏を行いました。
のちにその場で果たせなかった6声のフーガを含むこの作品を王に捧げました。
曲集の正しい配列ははっきりわかっていません、出版社や演奏者により順序に違いが生じています。
2曲のフーガはリチェルカーレと題されています。
一曲は3声のフーガで、これが王の前での演奏に近いのではないかとも言われています。もう一曲が6声のフーガです。
10曲のカノンのうち9曲は「謎カノン」と呼ばれる形式で書かれています。
単旋律に記号が付されていて、演奏者はその記号に基づいて曲を完成させなければならないのです。
また、4楽章からなるトリオソナタが含まれ、これにのみ楽器の指定があります。
音楽の捧げ物
Das Musikalisches Opfer, BWV 1079
トリオソナタ フルートとヴァイオリン、通奏低音のための
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