バッハのシチリアーノというと、フルートソナタBWV1031の二楽章です。
長くヨハン セバスチャン バッハの作品と言うことになっていましたが、1999年クイケンによるとやはり違うのでは?ということになっています。
といっても、以前このブログでも紹介したように、バッハ工房の作品は、大バッハも入り、妻のアンナ マグダレーナや息子たち、また弟子たちが合作したり、改作したり修正したりということが行われていて、真作では無いとも言い切れないのです。
クバンツのトリオソナタ
とも考察。
似てるかなぁ…。
その後、エマニュエル バッハが父からこのソナタを提示され、それを手本にト長調のソナタを作ったのでは?とも言われています。
シチリアーノはイタリア ルネッサンス末期に流行った8分の6拍子か8分12拍子のゆっくりした舞曲です。
この時代のことを現代の常識ではかるのは無理筋というもの。
この時期は一つの曲や一節のメロディを誰かが作ると、膨らませたり、他の楽器でやったり活発な創作をして楽しんでいたのかもしれません。