ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「シェルブールの雨傘」、愛してるは、愛してるは!

2023-06-15 16:09:18 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆★

NHK BS プレミアム 鑑賞 1964年製作

セリフがすべて歌で綴られるミュージカル。第17回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞。

カトリーヌ・ドヌーブが若かりしこと、美しい。

フランス北西部の港町シェルブール。自動車修理工の青年ギイと傘屋の娘ジュリビエーブは結婚を誓い合った恋人同士だったが、ギイに送られてきたアルジェリア戦争の徴兵令状が2人の人生を大きく翻弄する。

ジュリビエーブは、子供までできるが、2年の出征に我慢ならず他の男と結婚してしまう。

そんな悲恋物語を、ミシェル・ルグランの音楽が盛り上げる。

ラスト、ギイは別の女性と結婚、子供をもうける。ガソリンスタンドに、ギイとの子を連れて現れたジュリビエーブ。お互いの幸福を確認して別れる。

やはり、前半の恋物語がハッピーだ。

 

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「愛欲のまぼろし」、幻想のあなたの中で、果てたい!

2023-06-08 20:20:24 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆

官能映画

見えているのは現実か、幻か。ビジョンが錯綜する超感覚のエロティック・ラブストーリー!

森や川があるどこかの地方。画家オルソはアトリエもある自宅で、精神状態が不安定な恋人ルイゾンと同棲中で、彼女と深く愛し合っているがけんかをすることも多い。ある日突然、ルイゾンはオルソの前から姿を消す。消えたルイゾンを心配したオルソは彼女の双子の姉マーラに電話をかけるが、やって来たマーラに欲情を抱き、肉体関係を持つ。そんなマーラから急に愛情を求められて戸惑うオルソだが、そこにルイゾンが帰って来て……。

ミステリアスな双子・ルイゾン&マーラ役には、フランスで映画・舞台と幅広く活躍する女優ジュリエット・デュタン。

 

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「愛する人に伝える言葉」、旅立ちの前、僕は人生の整理をする!

2023-06-01 17:28:15 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

ステージ4の膵臓がんが見つかり、余命少ない男と、それを見守る母や主治医達との最期までのひと時を描いたドラマ作品。

闘病生活の話だけに、暗い話かと思った。

実際に、前半は、演劇のレッスンなどが挟まり、なかなか、病に進まないが、それでも暗いイメージは無くならない。

ただ、この映画の肝である主治医、実際のがんの専門医がこの役を演じている。

非常に説得力があり、看護師たちとのディスカッションの場での受け答えなど、医療従事者の患者への接し方など、専門的でよい。

もちろん、フランスを代表する名優カトリーヌ・ドヌーブと「ピアニスト」のブノワ・マジメルの演技がしっかりしているからなのだが、

そして、息子の存在。

息子を拒絶してきた主人公、その背後には母親の存在があるのだが。

ラストの臨終の場面は、私自身の父親の臨終場面とオーバーラップし、涙が止まらなかった。

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「秘密の森の、その向こう」、それは8歳のママだった!

2023-05-22 17:09:04 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆

ちょっと変わった映画。

亡くなったばかりの祖母の家を訪れた8歳のネリー。彼女が森で出会う自分と瓜二つの少女マリオン。それが8歳の頃の母であることをさらりと明かして、もうそこに実現されている時の旅。

この二人を姉妹が演じており、それに気づかなっかった私めには、よくわからない映画になった。

そこをよく理解できていれば、評価も上がったかも。

ふたりの可愛さにかまけて、見失った映画のよさ。

大好きだった祖母を亡くした8歳の少女ネリーは両親に連れられ、祖母が住んでいた森の中の一軒家を片付けに来る。しかし、少女時代をこの家で過ごした母は何を目にしても祖母との思い出に胸を締め付けられ、ついに家を出て行ってしまう。残されたネリーは森を散策するうちに、母マリオンと同じ名前を名乗る8歳の少女と出会い、親しくなる。少女に招かれて彼女の家を訪れると、そこは“おばあちゃんの家”だった……。

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「AKA」、強靭な体を武器に犯罪組織に潜入!

2023-05-05 19:49:34 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆

アクション映画好き ☆☆☆★

Netflix 配信

屈強な体を持つ特殊部隊員が犯罪組織に潜入する。彼はそこで出会った組織のボスの幼い息子の世話をするうち、思いがけずその少年と心を通わせるようになるが、任務を遂行する中で倫理観を試されるような状況に直面する。

アダムの上司はマフィアのボス・ヴィクトルがモクタール・アル・タエブをかくまっていると知り、アダムにヴィクトルの組織への潜入を命じる。

いつ正体がばれるか分からないスリル。組織の中でのし上がっていく爽快感。任務と情の板挟みになるドラマ性

アルバン・ルノワールが暴れまくる。

 

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「行く先/後世」、たくさんのキス!

2023-03-07 20:24:54 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆

劇場未公開 Unext鑑賞

「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」上映作品。

作家を夢見る今どきの若者、ラビディ。シェアルームに住みながら、バイトや小遣い稼ぎでなんとか生活しているが、エリザとの出会いにより表面的な自分の生き方を見直すようになる。
作家志望の男の不安定さを通して、今どきの若者が抱える危機感がうまく表現されている。

いかにもフランスらしい、フランス映画。

沢山のキスが挟み込まれる。親子、友人、そして何より大切な人と生涯を決める節目に行き着くハッピーエンド🌈
音楽も良いし、踊る場面も自然でいい。

 

 

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「背徳のいざない」、堕ちていく私も知らない淫らな私へ!

2023-02-15 20:49:35 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆★

劇場未公開 R15+

アマンディーヌ・ノウォリタ×イリス・ホドロフスキー魅惑的なフランス女優のW主演作!その美しき肢体を堪能する究極のエロティシズム!

レズビアンの二人の館に、同居人を招き入れた。

問題を起こさないと言って、入居しながら、やがて、徐々に本性を。

レティシアは、子どもを欲しがっていたが、ある日同居人シモンと間違いを犯し子供を授かる。

シモンは、父親を主張し、介入してくる。

そして悲劇が。

物語より、レズビアンの二人の裸が気になる。

 

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「アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台」、予想外のラストが待っている!

2023-02-13 16:52:53 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆

PG12

「ゴドーを待ちながら」を演じて評判となる受刑者たちと彼らを指導した売れない俳優の物語。


1985年にスウェーデンで実際にあった受刑者の劇団と指導した演出家ヤン・ヨンソンのエピソードをもとに、エマニュエル・クールコル監督がフランスに置き換えて映画化。

そしてこの物語は、誰よりも承認欲求をもてあまして「待っていた」エチエンヌの人生にもスポットを当てる。クライマックスできらめくようなフランスのエスプリには、うなるしかない。一筋縄ではいかない深くコミカルな人間ドラマに、拍手喝采を。

大劇場パリ・オデオン座から最終公演。

受刑者たちの、個性豊かな演技。

女っけなしの男臭い映画。

 

 

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「キャメラを止めるな!」、日本映画「カメラを止めるな!」のリメイク!

2023-02-12 19:59:04 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆

低予算ながらブームを巻き起こした2017年製作の日本映画「カメラを止めるな!」を、「アーティスト」でアカデミー賞を受賞したミシェル・アザナビシウスがメガホンをとり、フランスでリメイク。

とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは31テイクに達する。そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲いかかる!大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。“30分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル!”・・・・・・を撮った「フランスの」ヤツらの話。

ゾンビ映画があまり好みでないので。

日本版とあまり変わりがないので。

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「地下鉄のザジ」、ルイ・マルのスラップスティックコメディ!

2023-02-12 16:43:49 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆★

ハチャメチャ映画好き ☆☆☆★

NHK BS プレミアム 鑑賞  1960年製作

レイモン・クノーのベスト・セラー小説を「恋人たち」のルイ・マルが監督した喜劇。

話が1.5倍速で展開しているようで途中から字幕スーパーも追えなくなる。

カトリーヌドモンジョ扮する10歳のザジはパリに来ておじさんにあずけられた。ザジは地下鉄に乗りたかったのにストだった。

脈絡のはっきりしない、行き当たりばったりの映画。

少女が主役だが、そのほかにもいろいろ役柄が出て、何が何だか。

でも、面白い。面白くない人もいるかも。

パリを縦横無尽に暴れまわるので、1960年のパリ見物をしたような。

ザジは、すきっ歯で、可愛い。

 

 

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