ひろの映画見たまま

映画にワクワク

ヒトラーの贋札

2008-01-29 11:58:50 | 映画
第二次世界大戦末期、ナチスドイツに「ベルンハイト作戦」という、

贋札を作って、イギリスを混乱させようという一大プロジェクトがあった。

このプロジェクトに参加したユダヤ人贋札作者が、これを題材に小説を書いた。

この映画はその映画化である。

実話に基づいているだけに迫真力がある。

ユダヤ人が主人公なところに、ナチスとの確執があって面白い。

そして、ユダヤ人の虐待、虐殺が日常茶飯事に行われていた。

収容所に中にその贋札工場があり。

死の墓場と隣り合わせで、恐怖にさいなまれながらの贋札作りだ。

贋札は、成功しても、失敗しても殺される運命。

だが、一方で戦争の終了が近づいている。

また、贋札の成功がナチスを利し、人々を苦しめる。

そのせめぎあいの中、

仲間内で、いろいろのトラブルが起こる。

絶妙のサスペンス映画となっている。

一方、ナチスの残虐性は随所で描かれ、死との隣り合わせが恐怖をいや増す。

ラスト、戦後のモナコのモンテカルロで海岸にくつろぐ贋札師。

めくりめく過去の過激さに思いをよせ、ほっとする。


コメント
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