ひろの映画見たまま

映画にワクワク

不機嫌な男たち

2008-06-16 09:19:32 | 映画
これはDVDで見た。

なんかわかりにくい映画だ。

韓国のミン・ヒョングクという新人の脚本監督作品だ。

2004年の東京国際映画祭で最優秀映画賞をもらっているという。

ちょっと、最近の日本映画にはないタイプの映画だ。

最初、顔がわからなくて、人の関係が理解できなく、話が全くつまらなかった。

「キムチを売る女」などと同様、状況がすっ飛ばされるので、セリフも聞き逃したらおしまいだ。

そういう意味で疲れる。

2回見た、おかげで、関係がよくわかった。

足の悪い研究員は、すぐ女に手を出すが、まだ独身。

初恋の彼女(結婚している)と関係を持つが、どうにもならない状況に不機嫌だ。

幼友達は、サラリーマンを辞めた小説家希望の男、妻と娘がいる。

ネットで知り合った女とデートするが、そこから先へは進めない。

要は、得たいものを得ながら、結局意のままにならない閉塞感。

それが全編にあるから楽しい気分になれない。

それが現実と言えば、文学的で良い映画なのだろうが、

日本社会での受け入れは難しいのだろう。

性交場面もよく出てくるが、美しいものではない。

全編に流れるどよんだ空気がそうさせるのだろう。
コメント
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