ひろの映画見たまま

映画にワクワク

日本映画「月光ノ仮面」、落語家が舞台だが、

2012-07-03 14:05:37 | 日本映画
おススメ度 ☆☆
     変わった映画の好きな人 ☆☆☆

ちょっと変わった映画だ。

板尾創路監督が監督した吉本喜劇の映画だからか、松本人志の映画を思わせる。

落語の「粗忽長屋」が、元になった映画だという。なぜかDVDには、その落語が収録されている。

ということは、死人を抱きながら、「抱かれているのは確かに俺だが、抱いている俺はいったい誰だろう?」の世界なのか?

終戦後間もない、昭和22年一人の帰還兵。なぜか突然寄席に上がって騒動。彼の持っていた札から、真打が期待された森野うさぎと知れる。師匠の娘で許嫁とも、よりを戻す。彼は、記憶を喪失し、顔に大やけどを負っている。

そんなところへ、また一人森野うさぎがかえってくる。彼は、のどを怪我ししゃべれない。落語家としては失格だ。

まあ、そんな話だが、ところどころで、不思議なシーンが展開する。たとえば女郎屋の地下を掘り進む。ドクター中松が出現する。月はいつも満月だ。などなど。

不可思議だと人は詮索したがる、そんな興味を持たせる映画だ。(ネタバレ)





























婚約者を石原さとみが演じ、恋愛映画的要素もある。

何をおいてもラストの展開。まあちょっと考え付かないラストだ。

このラストをどう見るかは別にして、血しぶきをあげながら、死に行く人々、彼らは皆笑っている。これが究極の笑いか。映画はこの場面の前振りなのだろうか?

蛇足:落語家の映画なのに、なぜか、主役二人は落語をしゃべらない。

コメント
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