おススメ度 ☆☆
2004年作品、ドイツ映画祭では上映されたが、劇場未公開。
実話とのことだが、神父の苦悩というちょっと変わった視点。
ドイツ占領下のルクセンブルグ。
神父たちは、強制収容されていた。そこは、他のナチ収容所同様過酷な状況に置かれていた。些細なことで、十字架に吊るされ死を与えられた。
その収容所にいたアンリクレーマーという神父が、9日間釈放され、姉夫婦の家に戻る。
毎日、ゲシュタボの取調官との面会があり、ルクセンブルグの大司教のナチスへの帰依説得を要請される。
家族や収容所の仲間のいのちを天秤にかけられ苦悩する。
取調官は、一時神父になることを考えたインテリ。二人の会話が、ナチス施政下のキリスト教のありようを示唆する。
ただ、日本人である私には、ちょっと理解不能な領域で、深入りはできない。
いずれにせよ、9日間というタイムリミットで、苦悩する神父と、その結末の選択が重くのしかかってくる。
神父を演じるウルリッヒ・マテスは、もともとなのか、頬がこけ、めがぎょろっとしたいかにも過酷な運命を背負ったという感じがよく出ていた。
2004年作品、ドイツ映画祭では上映されたが、劇場未公開。
実話とのことだが、神父の苦悩というちょっと変わった視点。
ドイツ占領下のルクセンブルグ。
神父たちは、強制収容されていた。そこは、他のナチ収容所同様過酷な状況に置かれていた。些細なことで、十字架に吊るされ死を与えられた。
その収容所にいたアンリクレーマーという神父が、9日間釈放され、姉夫婦の家に戻る。
毎日、ゲシュタボの取調官との面会があり、ルクセンブルグの大司教のナチスへの帰依説得を要請される。
家族や収容所の仲間のいのちを天秤にかけられ苦悩する。
取調官は、一時神父になることを考えたインテリ。二人の会話が、ナチス施政下のキリスト教のありようを示唆する。
ただ、日本人である私には、ちょっと理解不能な領域で、深入りはできない。
いずれにせよ、9日間というタイムリミットで、苦悩する神父と、その結末の選択が重くのしかかってくる。
神父を演じるウルリッヒ・マテスは、もともとなのか、頬がこけ、めがぎょろっとしたいかにも過酷な運命を背負ったという感じがよく出ていた。