ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ある人質 生還までの398日」、ISの人質となり、生還した写真家の実話!

2021-10-17 17:20:51 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

デンマーク・スウェーデン・ノルウェー合作

2013年に398日もの間、IS(イスラム国)の人質となりながら、奇跡的に生還したデンマーク人写真家ダニエル・リューの救出劇を実話をもとに映画化。

日本でも、このISによる拉致事件で、湯川遥菜、後藤健二の両名が亡くなっている。

実に痛ましい事件だ。

映画は、デンマーク人の写真家が、安全を確認して現地入りしたが、突然状況が変わり、拘束されてしまう。

タイトル通り398日の拘束だ。

この映画のもう一つの山場が、デンマーク政府は身代金を支払わないとしているが、寄付を募って身代金を用意するところ、家族の苦悩がひしひしと迫ってくる。

射殺された人質の隣に寝かされ写真を撮られるシーンも。

一方、拘束も、同じ場所でなく、移動させられ、そのため、同房者との交流が生まれる。

明るいアメリカ人記者の存在が、拘束の日々を和らげてくれる。

この映画は、人質事件というまさに暗黒の場面を、執拗に追いながら、どこか希望を見せるところが救いだ。

実話だけに、胸に刺さる。

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「ステージ・マザー」息子の死がきっけで、ゲイバーを継承!

2021-10-17 09:50:12 | カナダ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

PG12

ひょんなことからゲイバーを再建することになったごく普通の主婦の希望と友情を描いた人間ドラマ。

テキサスで聖歌隊を指導していた主婦メイベリン。疎遠だった息子の死で、サンフランシスコへ。

息子はドラァグクイーンでゲイバーを経営していた。経営権が母親に移り、バーは破綻寸前。突然の展開に困惑するメイベリンは、息子が遺したゲイバーを再建するために立ち上がる。

そこでいかにも、ママらしく、ゲイたちの悩みにこたえていくことになる。

口パクショーを、自らの声で歌うことにし、徐々にバーは盛り上がる。

主人公のメイベリンを演じるジャッキー・ウィ―ヴァ―は、その容貌と話方で心根の良さを示す。お人よしの田舎のおばあちゃん。だけれど、ガッツはある。

そしてラストのショーは一気に盛り上がる。

ゲイバー万歳。

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