おすすめ度 ☆☆☆☆
PG12
ボスニア・ヘルツェゴビナ・オーストリア・ルーマニア・オランダ・ドイツ・ポーランド・フランス・ノルウェー合作
「サラエボの花」でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したヤスミラ・ジュバニッチ監督が、1995年、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の中で起きた大量虐殺事件「スレブレニツァの虐殺」の全貌と、その中で家族を守ろうとした一人の女性アイダの姿を描いたヒューマンドラマ。
ちょっと、この歴史を知らないと、この映画の本質を見失う。
だが、この背景のボスニア・ヘルツェゴビナは複雑。
要は、三つの民族のせめぎあい。
そこに、国連が噛んでいるからややこしい。
映画は、国連の通訳として働く女性に焦点が。
国連が保護している周りに、あぶれた難民たち。
アイダは、外にいる自らの家族を中に入れ助けようとするが、断られ、虐殺の対象に。
アイダを演じるヤスナ・ジュリチッチの目力が素晴らしい。