おすすめ度 ☆☆☆★
ノルウェー・フランス・スウェーデン・デンマーク合作 R15+
2021年・第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で女優賞を受賞、2022年・第94回アカデミー賞では国際長編映画賞と脚本賞の2部門にノミネートされた異色の恋愛ドラマ。
ユリヤ(レナーテ・レインスヴェ)は30歳の節目を迎えたもののなかなか人生の方向性が定まらず、自分の才能をいくつも無駄にしてきたような気がしていた。グラフィックノベル作家である年上の恋人アクセル(アンデルシュ・ダニエルセン・リー)から家庭を持ちたいとアピールされればされるほど気乗りしない。そんなある夜、招待されていないパーティーに紛れ込んだユリヤは、若くて魅力的なアイヴィン(ハーバート・ノードラム)と出会う。ユリヤはアクセルと別れ、新たな恋愛をし、新たな道を見つけようとするが……。
ユリアは、一緒に生活できないと別れた男が、がんにかかったと知ると、気にかけたり、望まない妊娠で悩んだり、気まま放題だが、何か憎めない。
北欧のおおらかな性愛描写は、好き嫌いはあるが、これも愛の表現。
私以外は、ストップした街中を走る主人公は、なぜか生き生き。
ちょっと風変わりな人生譚。