おすすめ度 ☆☆☆
アイスランド・スイス・アメリカ合作
クリス・パイン、マーゴット・ロビー出演。
核汚染の末に生き残った1人の女と2人の男―人間の本性をえぐり出す衝撃のSFサスペンス
「エドガー・アラン・ポー賞」に輝く傑作ノベルを映画化!
やや宗教色が強く難解。
核戦争により死の灰に覆われた世界。アン・バーデンは放射能汚染を免れた小さな谷で愛犬とともに暮らしている。ある日、彼女は宇宙服のような防護服を着たジョンと遭遇する。ジョンは汚染された滝壺で水浴びをして体調を崩してしまうが、アンの救護によって一命を取り留める。2人は自然な流れで共同生活をスタートさせ、互いの距離を縮めていった。しかし、もう1人の生存者であるケイレブが2人の前に現れたことからその生活は一変していく。
特にラストの意味深なこと。
おすすめ度 ☆☆
劇場未公開 WOWOWで公開
R15
結婚前夜のヨハンと色気あふれる身体を持つアクセル。偶然の再会を果たしたふたりは、その夜、激しく心と身体を重ね合わせる。
一夜だけの関係が紡ぎだす、濃密なセックスの時間を描いた官能映画!
独身最後の夜を友人と過ごしていたヨハン。
仲間たちとはぐれたヨハンの前に現れた同級生のアクセル。
ヨハンはアクセルのことをあまり覚えていなかったが、アクセルは学生時代、ヨハンに恋心を抱いていた。
アクセルは結婚前の最後の女として、ヨハンに身体の関係を求める。
ヨハンは恋人への罪悪感から一度は拒否するが、アクセルの身体の魅力に抗えず、ふたりは愛撫し合う。
しかし、アクセルはある事情から性の快楽を感じられない身体になっていた。そして、ヨハンにも性の悩みがあった。
互いに誰にも言えなかった秘密をさらけ出したふたりは欲望を解放するように、激しく身体を重ね合わせていく。
主演女優は、ちょっと太め。
まあ、官能映画としては、普通の出来。
おすすめ度 ☆☆☆★
ドイツ・フランス合作
官能的なバッハの旋律にのせて「水の精」神話が幻想的に蘇るーミステリアスな愛の叙事詩
第70回ベルリン国際映画祭 銀熊賞(主演女優賞)&国際批評家連盟賞W受賞
第33回 ヨーロッパ映画賞 女優賞
第14回 リスボン&エストリル映画祭 芸術貢献賞
第9回 モントクレア映画祭 俳優賞
第17回セビリヤ・ヨーロッパ映画祭 最優秀監督賞・最優秀編集賞
ドイツ・ロマン派を代表するフリードリヒ・フーケの「ウンディーネ」からジャン・ジロドゥの戯曲「オンディーヌ」へと受け継がれている＜ウンディーネ神話＞を、ほぼ忠実にトレースしている。
若干難解。
恋人ヨハネスが別の女性に心変わりし悲嘆に暮れる彼女の前に、愛情深い潜水作業員クリストフが現れる。
二人は愛をはぐくむが、男は事故に。
パウラ・ベーアが神秘的なウンディーネを妖艶に演じている。
おすすめ度 ☆☆☆
サスペンスホラー映画好き ☆☆☆★
「クワイエット・プレイス」の続編
これはやはり、劇場で見るべきだ。DVD鑑賞残念。
今回は、外へ出てのアクション。そして廃工場へ。
そこには、亡くなった父の友人がいた。
妹が、島に渡り、超音波を出せばエイリアンを退治できると、ロードムービー。
宣伝では、エイリアンのことを伏せているが、要は、盲目で音に敏感なエイリアンが襲ってきた設定。
弟がけがをしたので、赤ん坊もいる母親と弟は、工場の待避所で待機。
ラストは、島と廃工場の二面をうまくつなげて、恐怖感を増している。
恐怖映画としては出来が良い。
おすすめ度 ☆☆☆
恋映画好き ☆☆☆★
「息もできない」「あゝ、荒野」のヤン・イクチュンが、同性の青年にひかれる詩人を演じた主演作。監督はこれが長編デビューのキム・ヤンヒ。
済州島を舞台に、主人公の詩人が同性の青年に対して激しい感情を抱いたことから、愛や夫婦のあり方について、三角関係になった詩人とその妻、青年の3人が、もがきながら答えをたぐり寄せていく姿を描く。
男が男を愛するのだからLBT映画かとも思うが、肉体関係があるわけでない。
ただ、主人公の詩人は、この恋を詩にすることによって、成長し、賞も獲得する。
一方で、妻に子作りを強要され、逃げ回るヘタレ。
ただ、精子提供によって妊娠し子供が生まれる。
それがこの映画の結末。
舞台となった済州島は美しく素朴。
ちょっと不思議な映画だ。
