おすすめ度 ☆☆☆
作家・中村文則のデビュー作を映画化した2018年の「銃」を、同作の企画・製作を手がけた奥山和由プロデューサーの着想により、新たな視点で再映画化。
深夜、ストーカーの富田から逃れて薄暗い雑居ビルに入った東子は、血に染まったトイレで拳銃を拾い自宅に持ち帰る。銃の持ち主が誰なのか気になり雑居ビルに戻った彼女は、そこで見かけた不審な男・和成の後をつけるが、逆に和成に捕まってしまう。そんな中、隣人親子がある男を殺害。東子は男の死体を埋めるのを手伝った後、その死体に向かって拳銃を撃つ。やがて、拳銃の行方を追う刑事が東子の前に現れ……。
前作でヌードを披露した日南響子が主演。
佐藤浩市、加藤雅也、友近、吹越満等。豪華配役陣。
おすすめ度 ☆☆☆☆
Netflix鑑賞
大島渚の息子大島新監督作品。
キネマ旬報 記録映画 第一位を獲得。
この映画は、３２歳で香川一区から衆議院議員となった小川淳也を追った記録映画だ。
小川は現在、立憲民主党に属し、今回の党首選に立候補を予定している政治家だ。
この映画のクライマックスは、小池百合子都知事が旗揚げした希望の党のごたごただ。
小池が、参加する党員の踏み絵を持ち出したことから、当時の民進党が分裂、今もってその後遺症に悩まされている。
結局、希望の党で比例区で当選するが、そのジレンマはきつい。
小川淳也は信念の男であり、国会議員には向いていないのでは、と反省しながら、家族を巻き込んでの選挙戦。
じっくり人々の意見を聞きながら、一方で、小川に議論を吹きかける大島の撮影手法は斬新だ。
今回小川は、デジタル改革担当大臣平井卓也に勝って、みごと選挙区当選を果たした。
これについては、現在この映画の続編として「香川１区」製作中。
