ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「BLUE ブルー」、敗者たちのボクシング映画!

2021-11-17 18:51:49 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

ボクシング映画といえば、苦労して、チャンピオンを勝ち取るというスポ魂映画を想像してしまうが、本作は負け犬ボクサーたちの物語。

監督の吉田恵輔、30年にわたって、ボクシングを続けている。

したがって、監督自身がボクシングの指導をしている。

メインの瓜田を演じる松山ケンイチ、ボクサーらしい目の輝きがない、ボクシングは好きだが、上達しない。

体自体も、痩せて、ひげ面、チャンピオンらしい輝きがない。

だが、これこそが、ボクシングの世界なのであろう。

一方、チャンピオンらしい小川、東出が演じて好演。

喧嘩が強くなりたい楢崎(柄本)。おっかなびっくりながら、腕を上げていく。

吉田が、周りで見てきたボクサーをピックアップして、物語を紡いだ。

むしろ。これぞ、ボクシング界。

木村文乃が花を添える。

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