人生日訓(55)
「高くとも射つべく深くとも釣りぬべし」
道元の修道の厳しい、そして、激しい熱意がにじみ出ている一句である。もし人がこ
の声明はいつまでもあり得ないと、無常をはっしと自分の身に受け取れば、本当に
強い道志がわきおこってくるというものである。その時の気迫である。どんな高いと
ころでも、弓で射ろうと覚悟し、どんな深い水底でも、その魚を釣ろうとする不敵不
屈の精神をもつべきであると示したのである。我々が「高い」とか「深い」と普通にい
うけれども、これには客観性がない。何メートルという数字はない。人によって違う
のである。そのひとの能力、能力と思っている数字でしかな。
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11月から咲く花「蝦蛄葉サボテン(しゃこばサボテン)」
開花時期は、11/10 ~ 翌 1/10頃。 ・ブラジル原産。明治時代に渡来。 ・茎は四方に垂れ下がる。 ・花は茎先に段々に咲く。 咲き始めが見事。 色はピンクや赤。 ・茎が、海老に似た 「蝦蛄(しゃこ)」 (寿司ネタで有名)に 似ているところから命名された。 また、ことわざで 「蝦蛄で鯛を釣る」 (少ない元手で 大きな利を得ること) というのがある。 ・別名 「クリスマスカクタス」 クリスマスの頃に咲く サボテン、の意。 ・デンマークで品種改良された 「デンマークカクタス」も 花屋さんでよく見かける。 これも蝦蛄葉サボテンの一種。 (というか、 「蝦蛄葉サボテン」と 「デンマークカクタス」は 違いがなかなかわからない♪) ・「蟹葉(かにば)サボテン」 というのも 蝦蛄葉サボテンに似ているが、 「蟹葉サボテン」は 茎部分にはトゲトゲがなく、 開花時期は2~3月頃で 「蝦蛄葉」より遅いので 両者区別できる。
(季節の花300より)
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