人生日訓(59)
「一度のちがひが一期のちがひなり」
蓮如上人の言葉。その全文をあげると、「一度のちがひなり、一期のちがひなり、一
度のたしなみが、一期のたしなみなり。そのゆへはそのまま生命終われば、一期の
ちはぎになるによりてなり」とある。一度間違えたり、足を踏み外すと、それが一生の
しくじりとなる。その反対に、一度、慎みをすれば、それがそのまま一生のたしなみに
なるというのである。蓮如はここでその理由として、その直接にその生命終わればと
説明しているが、私はこれは蛇足ではないかと思っている。私共のかりそめの一つ
の行動はそのままでは終わらない。必ず、一度やったことは、二度三度と続いてゆ
く。癖がついてゆく。そういいう習性になってくる。かくして一生を決定し、方向ずけ
て行くのである。
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11月に咲いている花「背高泡立草(せいたかあわだちそう」
開花時期は、10/ 1 ~ 11/20頃。 ・北アメリカ原産の帰化植物。 明治時代に渡来。 戦後、各地で大繁殖。 繁殖力が強すぎてかえって自ら 繁殖力を弱めている、との説もある。 ・花を、酒を醸造するときの 泡立ちに見立てて、 さらに背丈が高いので 「背高泡立草」。 (草木染に利用されることもあり、 染めるために煮立てると 名前のとおりに泡が立つらしい。 いろんな「泡立ち」) ・雑草だが、よく見るときれいな花。 たくさん群生している姿は圧巻。
(季節の花300より)
