人生日訓(58)
「静かなひとときをもつ」
現代はあまりにも騒がしい。とくに都会の騒音は何としたことであろう。それは音だ
けではない。現代生活というものが、自体においてあまりにも事が多すぎる。昔の禅
師茶人は、「無事」を楽しみとした。今日の紳士は「多事」に振り回されている。せめて
一日に10分間でもいいから、自分が自分に対面できる持ったらどうか。友松氏は、こ
のところ、も四十年ほど日記をつけているが、日記を書く時だけは、自分が自分に呼
びかけ、反省している。彼はそのひと時を楽しんでいる。会の始まるとき、数秒の静
慮の行がある。何としても現代社会にとって大切なひと時である。
歳時記
冬冬
11月8日。および小雪までの期間。 太陽黄径225度。霜降から数えて15日目頃。 立冬とは、冬の始まりのこと。 「立」には新しい季節になるという意味があり、立春、立夏、立秋と並んで 季節の大きな節目です。 ※これらを四立(しりゅう)といいます。 朝夕冷えみ、日中の陽射しも弱まって来て、冬が近いことを感じさせる頃。木枯らし1号 や初雪の便りも届き始めます。 立冬を過ぎると、初霜が降りて冬の佇まいへと変わります。 この日から立春の前日までが冬。 |
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11月から咲く花「木瓜(ぼけ)」
開花時期は、11/25 ~ 翌 4/15頃。 11月頃から咲き出す花は 春に開花するものと区別するために 「寒木瓜(かんぼけ)」と 呼ばれることがある。 ・中国原産。 ・実が瓜のような形 であるところから「木瓜」。 「木瓜」を 「もっけ」と呼んでいたのが 次第に 「もけ」→「ぼけ」になった。 (「ぼっくわ」→「ぼけ」 の説もある) ・花の色は赤、白、ピンクなど。 ・枝にトゲがある場合と ない場合がある。 <木瓜と草木瓜のちがい> 【木瓜(ぼけ)】 ・背が高い。 ・枝のトゲはあまり目立たない。 ・実は草木瓜の実よりも 大きくて、色は黄色。 縦に「彫り」が入っている。 【草木瓜(くさぼけ)】 ・背は木瓜より低い。 ・枝にトゲがいっぱいある。 ・実はボケよりは小さく、 色は黄色。 縦に「彫り」は入っておらず、 表面はつるつる。 ・1月21日、2月19日の誕生花。 ・花言葉は「指導者、先駆者」。
(季節の花300より)