人生日訓(66)
「大自然は人間の郷土」
我々都会に住んでいる者は、とかく大自然から遠ざかって行く。そもそも、生物とい
うものは、人間も含めて、大自然の中から生まれてきたものであるから、どうしても、
その生まれ故郷を忘れることはできない。秋の夜など、ふとビルの谷間から月の影
を見つけた時の喜び、古い同窓に道で逢ったような懐かしさを覚える。まして、カント
ではないが、星づく大空を仰ぎ眺めていると、何としても宇宙の広大に驚き、星野ま
ばたきに宇宙自然の不思議を感ずる。何と天文学上の説明を受けようとも、とにか
く、この大自然は説明以上の大存在である。けちくさいことを町中にいい争っている
ことの愚かさをしみじみと感じるのである。
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11月に咲いている花「石蕗 (つわぶき)」
開花時期は、10/15 ~ 11/末頃。 ・葉は蕗(ふき)に似ている。 名前は”つや”のある葉から ”つやぶき”。 それが変化して 「つわぶき」になった。 ・きれいな黄色の花。 ・冬から春にかけて、 若葉をつみとって 塩ゆでにするとおいしいらしい。 ・薬効 やけど、胃もたれ ・薬用部位 茎葉 ・生薬名 「橐吾(たくご)」 ・「キャラブキ」や 九州名産の「佃煮キャラブキ」は、 このつわぶきの葉っぱで作られる。 ・12月28日の誕生花(石蕗) ・花言葉は 「困難に傷つけられない」(石蕗) ・「ちまちまと した海もちぬ 石蕗(つわ)の花」 小林一茶 「石蕗(つわぶき)の 日陰は寒し 猫の鼻」 酒井抱一(さかいほういつ) 「いくたびか 時雨(しぐれ)のあめの かかりたる 石蕗の花も つひに終はりぬ」 斎藤茂吉(さいとうもきち) ・似ている花へのリンク 樊かい草(はんかいそう) ユリオプスデージー 雄宝香
(季節の花300より)
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