季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「山茶花(さざんか)」

2019-11-14 04:38:23 | 暮らし
人生日訓(64)

「布施(ふせ)といえば」

世間の人々は、「布施」といえばすぐにも僧尼ぼ読経を連想するようだが、これは経

文の読誦とは直接何の関係もない。「施」を「布く」ということで、大阪の近くにも「布

施市」という大きな町さえあって、昔から「布施屋」などの用語例もあるが、今日でい

ってみると無料宿泊というほどの意味、これを「義屋」とも言っている。「義」というの

は慈善にすることで、「義船」「義橋」といえばただで乗ったり、渡ったりする船橋のこ

とである。「こうすれば、あれだけの利益がある」とか「こうして置けばあとで儲かる」

とか、さうした利害打算を忘れた奉仕の行為を「布施」というのである。

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11月に咲いている花「山茶花(さざんか)」

開花時期は、10/10 ~ 翌 2/10頃。 ・花の少ない晩秋から  初冬にかけて咲き出す。  長い間咲き、  正月を過ぎても楽しめる。 ・椿(つばき)の  漢名(中国名)の  「山茶花」が、     いつの頃からか  このサザンカの名前として  間違って定着した。  読みは「山茶花(さんさか)」    →「茶山花(ささんか)」    →「さざんか」  というぐあいに変化したらしい。  上記から、  「山茶花」の漢字名も  本当は誤用。  (どこかで椿とサザンカが   混同されたのでしょう。   こういうのって、   一度定着したら軌道修正は   ほとんど不可能ですね。   みんな、その間違ってる方   を本物と思ってしまうから) ・日本が原産地。  江戸時代に長崎の出島の  オランダ商館に来ていた  医師ツンベルクさんが  ヨーロッパに持ち帰り、  西欧で広まった。  学名も英名もサザンカ       (Sasanqua)。 ・花はとてもよい香り。 ・花びらは1枚ずつ散る  (「薮椿」は花ごと散る)。  開花時期は、  薮椿は春になってから、  山茶花は秋から冬咲き、  と異なる。  また、寒椿とは、  葉っぱも花も開花時期も  ほぼ同じで  なかなか見分けがつかないが、  背丈でおおよそ区別できる。   → 寒椿  (ただ、寒椿の中でも   背の高い「獅子頭」   などとは    なかなか区別しにくいです) ・11月3日、12月4日の  誕生花(山茶花) ・花言葉は「困難に打ち勝つ、     ひたむきさ」(山茶花) ・「山茶花を   雀のこぼす 日和かな」    正岡子規    「山茶花の   花や葉の上に 散り映えり」    高浜虚子 

(季節の花300より)


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