人生日訓(358)
「言うは易く行うは難し」
一体に日本人は沈黙をたっとび、ぺらぺら喋るのを卑しむ傾向があ
る。ことに、黙って実行することを尊敬する。したがって、とかく天下
に公言して堂々と実行することを差し控える。しかし、うっかりすると、
黙って実行しない連中も出て来る。伝教は「能く言い、能く行う」のが
一番いいと言っている。
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6月から咲く花「栗」
開花時期は、 6/ 1 ~ 6/20頃。 ・芳香がある。 ・実(み)は、 あの”針山”の栗になる。 触ると痛い。 ・「栗(くり)色」■ → 色 いろいろ へ ・落ちた実が 石のようであることから、 小石を意味する古語「くり」から この名になったらしい。 ・薬効 はれもの、湿疹、かぶれ ・薬用部位 葉、いが ・生薬名 「栗葉(りつよう)」 ・「桃(もも) 栗(くり) 3年、 柿(かき) 8年、 梅(うめ)は酸い酸い13年、 柚子(ゆず)は大馬鹿18年、 林檎(りんご)ニコニコ25年」。 実を結ぶ時期のこと。 何事も、時期が来なくてはできない、 というたとえ。 ・フランス語では 「Marron」(マロン)♪ ・「行く秋や 手をひろげたる 栗のいが」 松尾芭蕉 「栗拾ひ ねんねんころり 云いながら」 小林一茶 「逗留(とうりゅう)の 窓に落つるや 栗の花」 向井去来 「月夜見(つきよみ)の 光を待ちて 帰りませ 山路は栗の いがの多きに」 良寛
(季節の花300より)
