人生日訓(385)
「不義にしてえたる富は浮雲の如し」
孔子の言葉。その前文にこう出ている。「麦飯を口にし、水
を飲み、膝枕で寝ているような貧乏暮らしでも、道を求め
る人には結局それで楽しいものだ」その次の言葉である。
不正なことをし、インチキなbことをやって、しこたま儲けた
ような財産や身分は、自分(孔子)にとっては丸で夏の空に
浮かんでいる雲のようなもので、少しも頼りにはならない。
そんなものを自分は欲しいとは思わないというほどの意味
である。これはただ孔子の個人的見解、好き、不好きの問題
ではなく、冷静に、かつ、客観的に見ても、不義、不正、インチ
キやはったりで儲けた富貴が道理として長続きするわけが
ない。多くの被害者もいるであろう。奪われた人、騙された
人、裏切られた人こうした恨みを持った人がその富貴のか
げには沢山いるに違いない。
============================
6月から咲く花「夾竹桃きょうちくとう」
開花時期は、 6/10 ~ 10/15頃。 夏に咲くが、 早咲き品種と遅咲き品種が あるようだ。 ・葉が竹の葉のように 細く(狭く(夾))、 花が桃の花に似ているところから。 ピンク色が鮮やか。白もある。 もっとも多いのは ピンク色で八重のもの。 ・インド原産。 インド北部の河原に生え、 乾燥、洪水、猛暑、寒風に 鍛えられた。 江戸時代に中国経由で渡来。 ・大気汚染に強いので、 道路沿いの並木や 公園樹としてよく植えられる。 ・百日紅(さるすべり)と 同じような時期に咲く。 ・「病人に 夾竹桃の 赤きこと」 高浜虚子
(季節の花300より)
