人生日訓(381)
「ただ物を申せと仰せられ候」
蓮如上人の言葉だが、何か近世風の響きが聞こえる。本文に
はこう出ている「ものをいへいへと仰せられ候。物を申さぬ者
はおそろしきと仰せられ候。物を申せば心底も聞こえ、又人に
もなおさるるなり。只物を申せと仰せられ候」。「だまり者」と
いう者は薄気味が悪く、心底で何を考え、何を企んでいるの
か、恐ろしいというのである。思っていることを素直に口に出
せば心底のほども他人に分かって貰えるし、万が一、違って
いる場合には他人からその言葉を直してもらえるじゃないか、
出来るだけ自分の心中にあることを発言せよと言うのである。
戦国時代の「だまり者」の多い時代によくもこれまで堂々と言
った者だと自然、蓮如の性格が手に取るようにわかる。わけ
て、宗教の道において、「不立文字」「言語道断」を主張して
いる禅門があるのに、「信不信ともに」物をいうことが、つまり、
自分を告白することが仏道に叶っているものと考えららしい。
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6月から咲く花「木立朝鮮朝顔(きだちちょうせんあさがお)」
開花時期は、 6/ 5 ~ 11/末頃。 6、7月頃に咲くものと、 9、10月頃に咲くものとが あるようだ。 花色も、ピンク、白、橙色、と いろいろ。 ・中南米、インド地方原産。 ・草ではなく「木」。 ・夏から秋まで、 芳香のあるラッパ形の 大きい花を下向きに咲かせる。 夜に香る。 ・別名では 「エンジェル・トランペット」 「エンジェルス・トランペット」 「エンゼル・トランペット」 「エンゼルス・トランペット」 とも呼ばれ、 品種もいろいろある。
(季節の花300より)