人生日訓(362)
「逝くものは斯くの如し昼夜を舎(お)かず」
論語に出る有名な言葉、「子、川の上(ほとり)に在りて曰
く」に続いたこの一句である。孔子もすでに年老いたある
一日、ある川のほとりに立って、逝く水の流れを目にして、
しんみりと語った言葉、ちょっと釈迦の言ういいそうな無
常の句である。今流れている川の水は流れついても元に
は帰らない。それも、昼間だけではなく、夜中でも、こうして
流れ続けている。今日の水は昨日の水ではない。永遠に元
の川には戻らない。これは詩人のような文字である。これは
決して川の水のことだけを言っているのではあるまい。自分
のことである。自分の生命、自分の運命、ひいては時代の移
り変わり、有為転変の世の中のことを言っているのであろう。
歳時記
芒種
6月5日。および夏至までの期間。 太陽黄径75度。小満から数えて15日目頃。 芒(のぎ)のある穀物や稲や麦など穂の出る穀物の種をまく 季節ということから、芒種と言われています(実際の種まきは 、これよりも早い時季に行います)。 梅の実が青から黄色に変わり、百舌が鳴き始めます。 かまきりや蛍が現れ始める頃でもあります。 次第に梅雨めいて、五月雨(さみだれ)の季節に入ります。 |
======================================
6月から咲く花「フェイジョア」
開花時期は、 6/ 1 ~ 6/末頃。 ・昭和初期にアメリカから渡来。 ・赤い「はけ」のようなきれいな花。 白いクッションのような綿毛に 包まれている。 ・実は緑色になる。すごく固い。 食べられるらしく、 ジャムなどに使われる。
(季節の花300より)