人生日訓(373)
「隠れたる者に知られぬはなし」
イエスのことば。「蔽われたる者にあらわれぬはなく」に続
いた言葉である。釈迦の説法にもこれに似た言葉がある。
釈迦の場合は、その電動の目的は、「たおれたるを起こし、
覆いかぶさっていり者をあらはにする。」というようなこと
を言っている。このイエスの言葉は私のような素人には、
その本意はつかめないけれども、我流に受け取って、な
かなか、いい言葉だと思っている。イエスはもっと物の本
質につき進んでいるようである。およそこの地上のもの
というものはいつまでも隠し切れるものではない。善行
をやった者は、いつの日にかは世人の目につきし、悪い
ことをした場合にも、遅かれ、早かれ、必ず、世人の目に
つくのである。
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6月から咲く花「夏椿」
開花時期は、 6/ 5 ~ 7/10頃。 「椿」の名だが、 梅雨の頃に開花する。 ・すっきりした白色のきれいな花。 5枚の花びらの縁(ふち)には、 こまかいギザギザあり。 ・花の形が椿によく似ていて、 夏に開花することから「夏椿」。 ・幹はすべすべしている。 ・お寺によく植えられている。 ・「沙羅双樹(さらそうじゅ)」 と呼ばれることもあるが、 お釈迦(しゃか)様が 亡くなったときに 近くに生えていたことで有名な 「沙羅双樹」は、 全く別の熱帯樹のこと。 「沙羅双樹」は 日本ではあまり育たない。 では、なぜ夏椿が この「沙羅双樹」に 間違われたのか・・・。 昔、ある僧侶が、 「仏教にゆかりのある沙羅双樹の 樹は、日本にもきっとあるはず」 と、 山に入っていろいろ探したところ、 夏椿の木を見て 「これが沙羅双樹だ♪」 と思い込み、 それを広めたため、 との説がある。 (ちなみに、釈迦が悟りを 開いたことで有名な木は 「インド菩提樹」) 「釈迦」いろいろ → 菩提樹 ・別名 「沙羅の木」(しゃらのき)。 沙羅双樹とまちがえたため この別名がついた。
(季節の花300より)