人生日訓(383)
「足るを知るこれ第一富(だい)いっぷ」
法句経に、「無病は最上の利、足るを知るは最上の富(たか
ら)」とある。「生命あっての物種子(ものだね)」と言う通り、
身体が弱く、病気がちでは何を見ても面白くもないし、何を
食べてもうまくない。「足ることを知る」ものが最上の富とい
うのは、ちょっと聞くと昔風の儒教的道徳で、消極主義に響
くけれども、よく、更に深く掘り下げて見ると、そこには、現代
社会に通じる積極性は見受けられると思う。「足るを知る」と
いうことは、何も欲望が薄いことではない。今日世間から受
けている所得、賞与について文句不平を言わないで、、「せ
めて、これだけでも貰っていれば有難いと思わねばならぬ
」と受け取って難癖をつけないのである。こうした貰い上手
というか、物のたっとさ、有難さのわかる人なら、自然と、世
間の人がその人を尊敬し、やがてもっといい待遇をしてくれ
くれる。明日に伸びてゆける。
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6月から咲く花「擬宝珠 (ぎぼうし」
・開花時期は、 6/10 ~ 7/20頃。 夏、涼しげな色で咲く。 ・葉っぱは幅広で大きい。 ・橋の欄干の上にある、 玉ねぎをさかさまにしたような 装飾物が「擬宝珠」。 この花のつぼみが 「擬宝珠」に似ていることから この名になった。 (装飾物の擬宝珠) 2005. 5. 1 京都 清水寺 (つぼみ) 2009. 6.20 江戸川区 行船公園 ・強い日光と猛暑が苦手。 日焼けしてしまうらしい。 イギリスや北欧では 夏は日本より涼しいので、 ガーデニングとしてよく使われる。 ・春、若葉をゆでて あえものにするとおいしいらしい。 ・「大葉擬宝珠 (おおばぎぼうし)」は 主に山野に生え、葉っぱがでかい。 「小葉擬宝珠 (こばぎぼうし)」は 濃い紫色の花。 葉っぱは それなりの大きさだが、 擬宝珠の品種の中では 小さいのかもしれない。 ・「きぼうし」とも 「ぎぼし」とも呼ぶ。
(季節の花300より)
