人生日訓(533)
「少しでも善いことをしたい」
風で吹き飛ばされた青年の帽子を自転車のあとから拾って渡すのも
いい。電車で席を譲ることも、落とし物を注意して上げることも、
往来に転がっている、ガラスの破片や石片を道端に取り除いて上げ
ることもできる。そんな些細なことなら誰にでも朝飯前の仕事であ
る。これがまた気持ちのいいものである。こうした小善をする癖が
つけば、積り積りいつの間にか大善にもなるのではあるまいか。
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11月に実のなる果樹「烏瓜(からすうり)」
つる性植物。 まわりの木などにからみつく。 ・実が赤くなる品種は 「烏瓜」、 実が黄色くなる品種は 「黄烏瓜(きからすうり)」 という。 (似てるので、ここではまとめて 「烏瓜」ページとしました) ■烏瓜(からすうり) ・葉っぱは ややザラザラしていて 角ばった部分が目立つ。 ・つぼみは、先端が丸い。 ・花は夏の日没とともに咲きだし、 翌朝にはしぼむ。 ・「実」は、最初は緑色で 縦じま模様があり、 緑 → だいだい色 → 赤 と 色が変わっていく。 ■黄烏瓜(きからすうり) ・葉っぱは 烏瓜よりもツヤツヤ。 ・つぼみは、先端がとがる。 ・花は夏の日没とともに咲きだし、 翌日の昼頃まで咲いている。 ・「実」は、最初は濃い緑色で、 だんだん色がうすくなって 黄色に変わっていく。 縦じま模様はない。 ・烏瓜、黄烏瓜のいずれも、 レース模様のある、 白いきれいな花。 白い花のネット状の模様は 雄花と雌花を結ぶ蛾(ガ)の 標識になる。 この蛾(ガ)は 烏瓜の花の蜜を吸うが、 私が府中市四谷で 花観察をしているときに、 日没の開花時ちょうどに現れました。 開花タイミングを 待ち構えていたようです。 ブンブン飛び回ってました。 ・薬効 利尿、便秘 ・薬用部位 カラスウリの根 ・生薬名 「王瓜根(おうがこん)」 ・薬効 しもやけ ・薬用部位 カラスウリの実 ・生薬名 「王瓜仁(おうがにん)」 ・薬効 解熱 ・薬用部位 キカラスウリの根 ・生薬名 「栝楼根(かろうこん)、 栝楼仁(かろうにん)」 ・薬効 せきどめ、たんきり ・薬用部位 キカラスウリのタネ ・烏が実を好んで 食べることから「烏瓜」。 ちなみに、 カラスより小さいスズメの名が ついている実は 沖縄スズメウリ。 ・「烏瓜」の別名 「玉章、玉梓(たまずさ)」 「狐の枕(きつねのまくら)」
(季節の花300より)