人生日訓(516)
「高くとも射つべく深くとも釣りぬべし」
修練によっては、この数字は常に更新されてゆくのである。高いと
思っているのは、自分がそれを高いと思っているに過ぎない。もっ
と弓乃名人には何でもない高さである。「深い」と思っていること
も同様で、この世の中には高さも、深さも、存在しないのである。
自分の目に高いと思い深いと思うだけである。だからどんなに高い
ものでも、高いと思えるものでも、オリンピックのように、この記
録、自分の従来作った記録に挑むことが大切である。高さの制服で
ある。深さへの挑戦である。自分の今の目に高いと見えたものにい
どみかかって、その高さを一度でも制服しえすれば、「高さ」の意
識は解消し、更新されてゆくのである。
歳時記
立冬
11月7日。および小雪までの期間。 太陽黄径225度。霜降から数えて15日目頃。 立冬とは、冬の始まりのこと。 「立」には新しい季節になるという意味があり、立春、立夏、立秋と 並んで季節の大きな節目です。 ※これらを四立(しりゅう)といいます。 朝夕冷えみ、日中の陽射しも弱まって来て、冬が近いことを感じさせる頃。 木枯らし1号や初雪の便りも届き始めます。 立冬を過ぎると、初霜が降りて冬の佇まいへと変わります。 この日から立春の前日までが冬。 |
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11月から咲く花「寒椿(かんつばき)」
開花時期は、11/25 ~ 翌 2/10頃。 ・濃い紅色が鮮やか。八重咲き。 ・花びらは1枚ずつ散る。 ・公害に強い。 道路と歩道の間の植え込みなどに よく植えられる。 ・山茶花とは、 葉っぱも花も開花時期もほぼ同じで なかなか見分けがつかない。 (学名的にもほとんど同じ) 【寒椿】 ・枝が横方向に伸びるので 背丈が高くならない。 せいぜい高さ1mぐらい。 ただし、 「獅子頭(ししがしら)または 立寒椿(たちかんつばき)」 と呼ばれる品種は 背丈が高くなるので、 山茶花と区別がつきにくい。 (この品種は寒椿でなく 山茶花の一種として 紹介されることもある) ・花びらの数は多く、 14枚以上。 ・花びらはあまり しわしわにならない。 【山茶花(さざんか)】 ・背が高い。 ・花びらの数は少なく、 5~10枚。 (ただし数の多い品種も あるようだ) ・花びらは しわしわになるものが多い。
(季節の花300より)