人生日訓(522)
「鹿は野に帰り鳥は虚空(そら)にかへる」
いいの、悪いのと言い争ってみてもついにh道理というものが決
着してくれる。歴史が最後の審判を与える。人間というものの方
向は「さとり」である。名利を乗り越えて「ひとり自らにたのし
む」というさとりの境地に、みんな、向かっているのである。何
かこの詩は、万物、万人の方向を示しているように思われる。鹿
や鳥を引き合いに出したところが、なかなか面白い。しかし、狙
うところはあとの二句である。右だ、左だと言い争っていても、
ついにこれを決めるものは人間の叡智である。知恵である。その
人間も回り道をすることがあるが、落ち着く先はさとりである。
万人はみな「仏」に向かっているのである。
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11月に咲いている花「木立ダリア」
メキシコ地方原産。 ・背が高い。 ・秋深い11、12月頃に、 ピンク色の花を いっぱい咲かせる。 ・「木立」を「きだち」と 読むこともあるが この木の場合は 「こだち」と読むことが 多いようだ。 ・別名 「皇帝(こうてい)ダリア」 ・つぼみ状態が似ている 蓮華升麻
(季節の花300より)