季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「 カタクリ [片栗]」

2023-03-15 04:34:19 | 暮らし
一日一名言(182)

しかしこの外寇が、一夜の暴風いよって終わったことは、

はたして本来の意味で、日本人にとって「幸せ」だったのであろうか

奇跡が起こった。玄界灘を襲った前日からの激しい雨風は暴風雨に変わり、

まる一日吹き荒れた。台風の襲来だった。肥前・伊万里湾沖には、計十四万

人もの元・高麗軍兵士を乗せた四千僧艘という空前の大船団が停泊していた。

冒頭は日本中世史学の巨人、網野義彦の『蒙古襲来』の一文。

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3月に咲いている花「 カタクリ [片栗]」

花の特徴 茎先に1つずつ下向きに淡い紅紫色の花をつける。 花被片は6枚で、上に向かって強く反り返る。 ただし、反り返るのは日中の陽射しがあるときで、夕方には傘のように閉じる。 花被片のつけ根の部分にはW字形をした濃い紫色の斑が入る。 雄しべは6本、雌しべは1本である。

葉の特徴 根際から生える葉は2枚で、形は長い楕円形ないし卵形である。 葉は厚くて軟らかい。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

この花について 種子が地中に入ってから8年ほどの間は花をつけない片葉の状態が続き、それからやっと2枚の葉を出して開花する。 昔は片栗粉の原料とされたが、今はジャガイモ、サツマイモにとって代わられて、本物の片栗粉は薬局でしか手に入らない。 病後の滋養用に使われている。 俳句では「片栗の花」が春の季語である。 属名の Erythronium はギリシャ語の「erythros(赤)」からきている。紅紫色の花をつけるヨーロッパ種を念頭につけられた名である。 種小名の japonicum は「日本の」という意味である。 

(花図鑑より)

       

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