季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「蒲公英 (たんぽぽ)」

2018-03-16 04:51:12 | 暮らし
名言名句(180)

「サツはサツで、警察のサは使えない」『ガッツ石松』

ガッツ石松は、周知のように、元世界フライ級チャンピオンの

ボクサーでしたが、栃木県の貧しい農家の二男として生まれ、

子供の頃は、手の付けられないほどの悪童でした。1982年

12月3日付け読売新聞夕刊の「人」で、ガッツ石松が紹介

されています。それによって、ガッツ石松の根性論を見て見ま

しょう。なんで、怒らないんだ、と父親に聞いた時、父親は、

「親は形は生めても、心まで生めない。子供には、一人ひとり

の個性があるんだ」という。頭から押さえると駄目な性格で

あると、父親は我が子を見抜いていたのです。

家庭裁判所で審判を受けたとき、父親が自分より若い裁判官

に、体をくの字に曲げて謝っている姿に、ガッツ石松は、

「もう悪いことはやめた」と決心します。そして親に恩返しを

するには、中学を卒業して働くしかないと思い、何をやるか

迷っていたところ、たまたま学校のテレビで放映されていた

ボクシングの実況放送を目にして、裸で資本もいらないし、

テレビにも出られるということで、生きる道はこれ一本に決め

て、中学卒業後、二日目に上京します。

昭和40年の春の事でした。

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3月から咲く花「蒲公英 (たんぽぽ)」

開花時期は、 3/10 ~ 5/末頃。
・どこででも見かける
 ポピュラーな花。

・関東タンポポと
 西洋タンポポの違い
  → 花のすぐ真下のところが
    ベリッとめくれてるのが
    ”西洋”、
    めくれないのが”関東”。
 都市近辺で見られるのは、
 ほとんどが
 帰化植物の「西洋タンポポ」。
  (花の下のところが
   めくれている)


・種子の冠毛が
 丸く集まっているようすが
 「たんぽ」(綿を丸めて
    布などで包んだもの)に
 似ていることから
 「たんぽ穂」と名づけられ、
 「たんぽぽ」になった。

 漢字の「蒲公英」は漢名から。

・タネは風に乗って飛んでいく。
 耳の中に入れないように
 気をつけましょう。
 タネの様子は、
 姫昔蓬、 荒地野菊、

 高野箒
 にも似ている。

・英語名は「ダンデライオン」。
 ”ライオンの歯”。
 (フランス語の
   dent de lion から)
 独特の葉のギザギザを、
 荒々しい獅子の歯並びに
 たとえた。


・黄色い花がほとんどだが、
 白花の品種もある。
・たんぽぽの蜜(みつ)は、
 春の花々が咲くまでの
 蝶の貴重な食料となる。

・若い葉を水にさらして
 サラダにできる。
 また、花は
 天ぷらにして食べられる。
 葉を煎じて飲むと
 利尿剤として効く。
 (古くから薬用として
  使われている)


・別名
 「鼓草(つづみぐさ)」
   茎の両端を細かく裂くと、
   そり返って
   鼓のような形になるから。
   また、「たんぽぽ」の名は、
   この鼓をたたいたときの音の
   「たん、ぽんぽん」の
   略が由来、ともいわれる。


(季節の花300より)



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季節の花「菫 (すみれ)」

2018-03-15 04:28:16 | 暮らし
名言名句(179)

「春眠 暁を覚えず 処々 啼鳥(ていちょう)を聞く 

夜来 風雨の声 花落つること知る 多少」『孟 浩然』


春の明け方は眠りが深くて、なかなか目が覚めないものです。

うっかり寝過ごして慌てて目を覚ますと、鳥の鳴き声があち

こちから聞こえてきます。ああ、いい天気だ、とゆったりと

明るい気分でのびをしたとたん、ああそうだった、夕べから

今朝方にかけて、嵐であったなあ、と思い出します。気にな

るのは、庭の花々のこと、あの嵐でどれくらい散ったことで

あろうか、というのです。春の明け方は、いくら眠っても眠

り足りるということはありません。この経験は、誰もが持っ

ています。

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3月から咲く花「菫 (すみれ)」

開花時期は、 3/10 ~ 5/10頃。
・花の形が、
 大工道具の”墨入れ”に似ている
 ことによる。
 「すみいれ」の呼びがしだいに
 「すみれ」になった。

 (私は見たことありませんが、
  木や石に直線を
  引く(描く)ときに、
  墨糸を用いる
  ”墨壷(すみつぼ)”
  という大工道具があって、
  これを”墨入れ”とも
  呼ぶそうです。
  ちなみに、筆習字をするときに
  黒い墨汁を入れるのは
  「墨入れ」ではなく
  「硯(すずり)」ですね)


・いろいろな種類がある。
 国産、外国種とも
 合わせると数百種類。

・「菫(すみれ)色」■
  → 色 いろいろ へ

・花とは別に、
 目立たない「閉鎖花」をつけ
 そこでタネをつくる。
・園芸品種にパンジーがある。


・別名
 「墨入れ」(すみいれ)
    → 上記参照
 「相撲取草」(すもうとりぐさ)

・1月29日、2月1日の
  誕生花(菫)
 4月17日の誕生花(匂菫)
・花言葉は
 「思慮、思慮深い、思い」(菫)
 「奥ゆかしい、
  控えた美しさ」(匂菫)


・「春の野に
  菫つみにと
  来(こ)し我そ
  野をなつかしみ
  一夜寝にける」
   万葉集
   山部赤人

 「山路(やまじ)きて
  なにやらゆかし
  菫草(すみれぐさ)」
   野ざらし紀行
   松尾芭蕉



(季節の花300より)


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季節の花「鶯神楽 (うぐいすかぐら)」

2018-03-14 04:30:55 | 暮らし
名言名句(178)

「奇貨(きか)居(お)くべし」『史 記』

商品取引の鉄則、といってもいい言葉。掘出し物は、

得がたいチャンスを逃さず、その場で買い置くんで

おけば、将来、利益を得られるだろうから、折角の

機会を失わないようにするのがよい、というのがこの

言葉の意味です。

『史記』は、漢の武帝に大史令として仕えた司馬遷の

撰した中国最初の史書で、二十四史の一つですが、

その呂不韋伝(りょうふいでん)に、次のような話が

出ています。

韓の豪商である呂不韋が趙の都邯鄲に商用で出かけた

とき、秦の太子安国君の妾腹の子である子楚(しそ)

が、趙の人質として住まわされていることを知りまし

た。秦は度々趙を攻め立てたので、子楚は日常生活に

も不自由するといった冷遇ぶりを受けていました。

あわれに思った呂不韋は、「これは掘出し物だ。いま、

買っておくことだ」と、自分自身に呟くようにいいま

した。そこで、呂不韋は、子楚に会って秦の太子に

なれること、それによって自分も利益を得ることを語っ

たところ、子楚は、喜んで賛成しました。

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3月から咲く花「鶯神楽 (うぐいすかぐら)」

開花時期は、 3/10 ~ 4/20頃。
          (鶯神楽)
 「深山(みやま)鶯神楽」は、
 冬に咲く。

・鶯が鳴きはじめる頃に花が咲く、
 とのことから
 この名前になったらしい
   (諸説あり)。
 なお、「かずら」ではなく
 「かぐら」です。

・淡いピンク名のきれいな花。
 「うぐいす色」のイメージだと
 「緑色」だが
 この花はピンク。
・初夏に赤いグミのような実がなり
 食べられる。

(季節の花300より)




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季節の花「三葉躑躅 (みつばつつじ)」

2018-03-13 04:35:59 | 暮らし
名言名句(177)

「泣く前に、笑ってみよう」『光 秋』

毎日を笑顔ばかりで送れないところに、この人生の厳しさが

あります。難しさがあります。笑顔で暮らす割合よりも、泣

き顔で暮らさなければならない率の方が高いのです。

泣き顔と言っても、実際に涙を流して泣くことばかりでなく、

心の中で涙をこぼすことをも含めた泣き顔です。ひとり、

じぅと辛さに耐える泣き顔です。楽よりも苦の多いのが人生の

真の姿です。苦を積み重ねて、その上にあぐらをかいておられ

れば良いのですが、いつも針の筵(むしろ)の上にいるように、

一時も油断できないのが私たちの生活です。だからこそ、笑い

は大切です。笑いは心の栄養剤です。心を潤し、豊かにします。

明日への活力を与えてくれるのが笑いです。そして、笑いは苦を

消し去る消火剤の役目を持っているのです。

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3月から咲く花「三葉躑躅 (みつばつつじ)」

開花時期は、 3/10 ~ 4/20頃。
 3月中旬頃から咲き出すものと
 4月5日頃から
 咲き出すものがあるようだ。
・山地に生えるが、
 都会でも庭植えしているのを
 よく見かける。

・枝先に3枚葉を出すのが名の由来。
・葉を出す前に
 鮮やかなピンク色の花を
 たくさん咲かせる。


・いろいろ種類があるが、
 代表種の「三葉躑躅」は
 おしべが5本あり、
 「東国(とうごく)三葉躑躅」、
 「大山(だいせん)三葉躑躅」、
 「小葉(こばの)三葉躑躅」、
 「西国(さいごく)三葉躑躅」、
 「南国(なんごく)三葉躑躅」は
 おしべが10本ある。


(季節の花300より)



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季節の花「桃」

2018-03-12 04:01:35 | 暮らし
名言名句(176)

「蝸牛(かぎゅう)角上(かくじょう)の争い」『荘子』

かたつむりの角の上で争うような、つまらない争いを

やめよう、ということです。

とくに、職場などで、同僚同士の間で、ちょっとした

はずみで争いが起きることがあります。自分たちの争い

が、自分たち間だけの個人的な気持ちの行き違いである

ことに気づけば、「ああ、これは、蝸牛の角上の争いだ」

と思い、大局の為に、たちまち握手することにもなるで

しょう。

中国の戦国時代の宋の思想家荘周(前365-まW290)の

道徳教書「荘子」の則陽篇に、次のような話が出ています。

梁(りょう)の恵王が斉の威王と仲たがいし、刺客を差し

向けて威王を暗殺しようとしました。ところが、家臣が色

々な意見を述べます。恵王が迷っていると、宰相の恵子が

戴普人というものを恵王に会わせました。その時の言葉です。


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3月から咲く花「桃」

開花時期は、 3/10 ~ 4/末頃。

 (ふつうの桃は
   3/10 ~ 4/15頃で、
  「菊桃(きくもも)」
  の開花時期は、
   4/10 ~ 4/末頃)。

・3月3日の
 「桃の節句(ひなまつり)」に
 桃をひな人形のとなりに添えるが、
 これは温室内で育てた桃で、
 屋外の桃の開花は
 もう少しあとになってから。


・枝に沿って
 びっしりと花をつける。
 幹には桜のような
 横線が入っている。

・いろいろ種類がある。
 ふつう、町でみかけるのは、
 花桃(花を鑑賞する目的の
        園芸品種)。
・縄文時代から栽培されている。

・桃の花の色から
「桃色」という色名が生まれた。

・実が赤いところから
 「もえみ(燃実)」が
 変化して
 「もも」になったらしい。
 杏(あんず)の実にも
 よく似ている。

・「桃」の字は中国から伝わった。

・桃の字の「兆」は
 ”妊娠の兆し”を意味しており、
 桃が「女性」や「ひな祭り」と
 関係があるのは
 この理由かららしい。

・日本昔話の「桃太郎」も有名。
 桃太郎は
 桃から生まれた強い男の子。
 この話自体、相当昔からあり、
 桃の木は万葉の頃から
 霊力のある木とされてきた。

・タネは「桃仁(とうにん)」
 という生薬になる。
 杏(あんず)のタネの核の
 「杏仁(きょうにん)」に
 よく似ている。


・「桃 栗 3年、柿8年、

  梅は酸い酸い13年、

  柚子は大馬鹿18年、

  林檎ニコニコ25年」。

 実を結ぶ時期のこと。
 何事も、時期が来なくては
 できないというたとえ。


・3月3日の誕生花(桃)
・3月27日の誕生花(枝垂桃)
・花言葉は「チャーミング」(桃)
・花言葉は
 「私はあなたのとりこです」
      (枝垂桃)
・岡山県の県花(桃)
  →「桃太郎」伝説


・「春の苑
  紅(くれない)匂ふ 桃の花
  下照る道に
  出(い)で立つ
  少女(をとめ)」
   大伴家持
   (おおとものやかもち)

 「白桃や
  莟(つぼみ)うるめる
  枝の反り」
   芥川龍之介

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・東京周辺の見どころ

 <甲府盆地>
   桃の産地、
   甲府盆地の旧・一宮町
   (現:笛吹市
     (ふえふきし))
   では、
   シーズン中は桃が咲き乱れ、
   一面、ピンクの
   桃源郷のようになる。
   花見頃4月上旬~4月中旬。
   山梨県笛吹市。
   最寄駅
    JR中央本線
    石和温泉駅からバス

(季節の花300より)






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