昨年家庭防災員が住民を対象にして行なったDIG(Disaster Imagination Game)図上訓練で住民の心配事は火災であることが示されました。
今月、西洗火消しの会は日限山4丁目の全世帯を対象に同会が行ってきた班別初期消火訓練についてアンケートを調査を行いました。
結果の発表はまだですが、班別初期消火訓練の継続を希望する意見が多いと思います。
班別で訓練を行うと近所の人が一緒に訓練を行うことになり、近所の助け合いを改善する効果があります。
自分の家で火災が発生したらどうしようと心配している人も多いと思います。
体が不自由な人、そのような人を世話している人は特に何かあったらどうしようかと心配していると思います。
3月23日には上永谷消防出張所の指導のもと西洗火消しの会会員を対象に火災に関するDIG図上訓練が行われました。
西洗家庭防災員の会が住民を対象に火災に問題を絞ってDIG図上訓練を行うことを検討していると聞きます。
西洗自治会役員会月例会の議事録によれば日限山中学校地域防災拠点協力員会(略称 防災協力員会)は、活動強化のためと思いますが、西洗自治会に会員の募集をお願いしたとあります。
防災拠点は大災害に備えて設けられているものですが、大災害がいつ来るかわかりませんのでどうしても緊張感が失われやすいと思います。
横浜市は、近年自治会単位の防災訓練を重視し、複数の自治会にまたがる防災拠点については力を抜いた感じでしたが、最近、拠点の活動を見直しているようです。
今年1月には港南区防災ライセンスリーダー連絡会(仮称)設立総会が開かれました。
防災ライセンスリーダーとは防災資機材取扱いの訓練を受けた人々で拠点の活動に協力することが期待されています。
拠点見直しの動きに合わせて防災協力員会も動いているのでしょう。
日限山4丁目は65歳以上の高齢者の割合が40%弱です。
体が不自由な高齢者、病人の割合も高くなっていると推定できます。
したがって普通でも、通常の火災がおこっても、大災害がきても、近所の助け合いが非常に重要になっています。
近所で助け合うんだという意識はまだ弱いと思います。
この近所の助け合いについては自治会、ボランティア、一般住民が、町の実情を理解してどうすればいいかと考えあうようにすると一つの方向が見えてくると思います。
行政が考えればいい、自治会が考えればいい、ボランティアが考えればいいではなく、まずは向こう三軒両隣がいい意味で隣人に関心を持つようにし、会えば挨拶もし、雑談もし、いざ何かあったらできるだけのことをしたいと思うといいと思います。