とうとう無観客で東京オリンピックを開催する話がオリンピック組織委員会から出てきました。委員会は政府からよく情報を受けていると思います。オリンピックは7月下旬開催ですから、ワクチン接種は大幅に遅れるということでしょう。4月に入ればワクチンをうってもらえるかと思ったがむずかしいようです。ワクチンに期待すると待ちくたびれます。感染拡大防止対策をやりながらいかに毎日明るく生きるかが重要です。
どうしても家にいる時間が長くなるので天気のいい日は庭仕事をするようにしています。まず、庭をよく観察します。夜は寝床に入ると庭をどうしようかと考えます。これは悩みではないのですぐ眠気が勝ち、熟睡に入ります。次の日、また庭を観察します。やろうと思ったことをやります。庭に深い穴を掘って枯れた草花をそこに埋めています。草花を処分した庭はよく耕して、しばらくは寝かしておきます。毎日出る台所の生ごみはバケツである程度腐敗させてからやはり深い穴を掘って埋めています。草花や生ごみは数か月もすると土中で土になっています。この土を太陽光にさらし、一度乾燥させ、その後、肥料代わりに使っています。卵の殻や貝殻も混じっていますから、土の中性化に多少役立っているのではないかと思っています。
今の季節、夜零下になる日が多いので草花の移植には向いていないと思いますが、庭には昨年の草花から落ちた種が芽吹いた苗がいっぱいあります。耐寒性があると思いますのでどんどん移植しています。移植して頭に描いた庭づくりをするという考えもありますが、移植するとよく育つ場合もあります。雑草のようによく茂る草花もあります。自然群生もきれいですのでそのまま活かしています。
ちょっと作業をやってはまたよく庭を観察します。観察も楽しいものです。
樹木は全部で11本あります。そのうち4本が果実のなる木です。あとは花木です。ヤマブキ、ボタン、マンリョウは木かもしれませんが、私は草花扱いしています。樹木は自分で剪定しています。変な枝だなと思ってよく観察すると越冬中の虫の場合があります。自分で手入れすることを考え、大木は植えていません。昔、ケヤキ、トチ、モモ、クリ、ヒノキ、ピラカンサ、サンゴジュ、シマトネリコなどを植えて、大きくなりすぎて、隣家に迷惑をかけたり、自分の水道管、下水管などが壊れたり、庭が暗くなったりして参りました。大木を植えるには庭が狭すぎます。
時間をかけてよく庭を観察し、思いついたことをやるだけでもウイルスのことを忘れて無我夢中になれます。
やがて草花が咲き、それが家から見ても道路から見ても美しいと、してやったりという気持ちになります。見知らぬ人が、美しいですねなどと言ってくれると、これって町の美化にも貢献しているのではないかと思ったりします。