子どもの時からゴム銃大好き人間で84歳の老人になっても大好きでいる私の経験知識に基づいてこのブログを書きますが、NO.16の輪ゴムを弾(たま)として使う輪ゴム鉄砲は、安全で非常に楽しい子供昔遊びです。現代でも人気の子供遊びです。
ゴム銃には二種類あります。いわゆるゴム管あるいはパチンコと呼ばれるゴムの力で石粒、鉄粒、その他、重みのある弾を高速で長距離飛ばす武器性の強いものと、輪ゴムを弾とし、輪ゴムの力で中速短距離飛ばす武器性のないものです。
前者は、最近、大人の間で人気です。大会が開かれています。後者は、大人の大好き人間が子供達のためにゴム銃をつくって一緒に遊んでいることが多いのではないでしょうか。ゴム銃づくりを子供達と遊ぶことも非常に多いと思います。
私は、子供の時、この二種のゴム銃を楽しんでいました。小学生の高学年のときですが、強力なゴム管あるいはゴム紐を使ってゴム管をつくり、石粒を50mぐらい離れた的に当てることが大好きでした。ガラス瓶を置いて割る遊びをやっていましたが、遊びが嵩じて、とうとう、遠く離れた工場の窓ガラスや他家の窓ガラスを狙うようになってしまいました。遠くなのでばれないと思ってやったのですが、最初に狙った工場の窓ガラスは見事に的中、しかもばれませんでした。味をしめて次に他家の窓ガラスを狙いました。町ではすでに私はゴム管で一番の悪童で有名になっていたので、これはいけません。窓から私の家が見えたので家の人は、私が犯人と確信し、すぐ怒鳴りこんできました。
母は、申し訳なくて町には住めないと泣きました。父は、一晩中、畳に私を正座させ、説教を続けました。父母を尊敬していた私は、悪いことをしたと思い、罰の正座も非常に苦しかったので、二度とゴム管はやりませんと言って赦しをこい、ゴム管を捨て、本当にやめました。現在でもゴム管は危険と思い、反対です。ゴム管を楽しむ人がふえていることを憂えています。関係団体は、安全を重視し、スポーツマンシップを厳しく教え、競技規則を遵守し、遊び場を限定し、他人に危害を加える行為は犯罪として厳罰に処すべきです。輪ゴムをゴム管代わりに使っても非常に危険です。
一方、輪ゴム弾ゴム鉄砲(輪ゴム鉄砲)は、私は事件事故を起こしたことは一度もありません。2005年ごろですが、初孫のため、自分で完成形に近い輪ゴム鉄砲を設計し、つくってあげ、よく遊びました。これはいいと思ってその後の孫すべてにつくってあげ、みんなでよく遊びました。引き金構造に特別工夫をこらしたもので、当時はもちろん、現在もこの構造の鉄砲は世界にありません。制作は超簡単、単純だが、美しく、狙いは精確、耐久性抜群の木製です。
2005年頃設計制作した輪ゴム鉄砲の原型
18年ぐらい使ってきましたが、問題はありません。
現在つくっているものは、微妙な改良を加え、一段と完成度を高めています。
これは町に普及させるといいと思い、2014年の日限山いぶき会(西洗自治会老人会)主催の町の作品展「いぶき会展」に出展し、町に紹介しました。
2015年の日限山小1年生対象の、日限山地区老人会主催の昔遊びの行事に、さっそく採用され、2020年まで毎年、一年生と遊んできました。1年生の人気投票では輪ゴム鉄砲はトップでした。
この輪ゴム鉄砲は日限山いぶき会の行事でも、日限山地区の行事でも採用されるようになり、広がりを見せていたので私は幸福をかみしめていました。
しかし、新型コロナウイルス禍で、輪ゴム鉄砲を使う行事はなくなってしまいました。これはしょうがないことだと思っていました。
2023年、日限山小の昔遊びの行事が復活しました。輪ゴム鉄砲は採用されませんでした。2024年、実は今日ですが、採用のお話もあったのですが、駄目でした。
これまで、輪ゴム鉄砲で事件事故を起こしたことは一度もありません。安全で楽しい子供遊びです。子供のときから事件事故は一度も起こしていません。輪ゴム鉄砲で不良になった友人知人孫は1人もいません。私も不良になっていません。戦争主義者になった人もいません。輪ゴム鉄砲には娯楽性はあっても、武器性がないからです。ゴム管とは全然違います。
(注)輪ゴム鉄砲は安全ですが、目に輪ゴムが当たると危険です。事件事故の確率は小さいが、顔はもちろん、人を狙う遊び方はやめましょう。昔の小型のマッチ箱を利用した的は、輪ゴムが当たるとパンと音がし、後ろに飛んでいくので楽しさが倍増します。マッチ箱には丸とか、鬼とか怪獣の絵を書いた紙を貼って的にするといいと思います。距離は4m以下がいいでしょう。
昔の小型のマッチ箱を利用した的
制作が超簡単です。町の子供達と、「輪ゴム鉄砲をつくって遊ぶ」新企画をやりたいと思っています。