過去50年弱、西洗公園に勝手に草花を植えた個人は何人もいました。しかし、ついに計画的に草花を植え、管理する草花ボランティアは誕生しませんでした。草花を植える公園愛護会も出来ませんでした。
最初から樹木が非常に多く植えられ、花木としてオオムラサキが非常に美しかったし、樹木公園として緑が非常に美しかったので、草花導入はあまり必要性が感じられなかったのでしょう。
花を個人的に植えた場合、それをいいと言って、自治会も町の人々も支援しなかったようで、個人は植えた草花管理を平然と行える雰囲気はなかったようです。
したがって草花を個人的に勝手に植えることはいけないという不文律が自治会にあったように思います。
しかし、数年前、ある自治会長が、草花のない西洗公園は淋しいと思って草花のポットをもってきて、公園正門近くの空間に勝手に植えようとしました。するとそれを見た公園ボランティアの1人が、草花を勝手に植えることはご遠慮くださいと注意しました。自分の思いにしたがってすなおに行動したと思いますが、不文律があることをこの自治会長はどうも初めて知ったようでした。
2022年度就任し、24年度も自治会長をやっている現在自治会長も、草花のない西洗公園は淋しいと思っており、今年の4月の自治会総会で、草花導入を検討したいと提案し、了承されました。活動する西洗公園愛護会に脱皮した愛護会にとって草花導入検討は重要な課題の一つとなっています。
愛護会事務局は、まだ草花導入を実行できる愛護会員応募がないので、当面、現会員の中で草花導入に意慾的な人と、草花導入実験を企画しています。土壌づくりは事務局ですでに実験を始めました。園内で出た落ち葉、雑草取りで出た雑草はごみとして処分せず、たい肥にして活用したいと思っています。
愛護会は、土木的仕事ができる方のほかに、草花導入に関心のある愛護会員を募集しています。なお、草花導入計画は西洗公園愛護会青空会議で詰めていきたいと思います。秋に港南土木に補助金申請ができるといいと思っています。
現時点では枠をしっかり設けた花壇ではなく、四季折々、自然に生えてきたと思うような花の小草原を公園の東側の傾斜部につくること、公園東側の柵と道路の間の幅40cmぐらいの帯状空間が雑草をきれいに取り除いた状態になっているので雑草防止をかねて草花のグランドカバーを設けること、正門を入って右側の空き空間を草花ゾーンにすることなどを考えています。
草花を導入すると、美を保つため継続的な維持管理が必要になります。1人でもいいから継続的に維持管理する人が現われるといいと思います。植えた、あとは知らないでは見苦しい状態になります。
なお、私は自分の庭で「花の草原」作りを楽しんでいます。西洗公園に草花導入は賛成です。