日限山4丁目日記

横浜市港南区日限山4丁目は美しい町です。美しい庭・家は町を美しくし、人々を幸福にします。まちびと

NTT社宅(集合住宅)群跡地利用

2016年02月28日 | 日記
日限山4丁目は1972年に売り出された京急ニュータウン第3期(2次)分譲地(大規模宅地造成地)の一部、現在の港南プラザ前という十字路の南東に広がる町です。
当時港南プラザ前の周辺区画は商業区域と呼ばれ、商業施設が建設されるということでした。
しかしここに進出する商店がなかったようで、分譲地売主の京急は十字路の周辺の広い4区画を社宅用地としてNTTに売却しました。
関連自治会は、約束が違うということで反対運動を展開しましたが、出店計画がない限り、空き地として置いておくことはできず、結局、3階建ての集合住宅が4区画に10棟も建設されました。
この集合住宅は道路から壁の後退距離が50cmという住環境上ひどい建物で、どうして横浜市はこのような集合住宅の建設を認めたのか不可解でした。
住環境より住宅建設とか、大資本の要望に弱いとか、横浜市の弱点が露呈したということでしょう。

周辺に広がる町は戸建てなのに十字路周辺だけ3階建て集合住宅ですから町並みは調和を欠くことになりました。
集合住宅はNTTの社宅で、一つのまとまりがありましたのでNTT自治会をつくりました。
したがって日限山4丁目に5棟もNTTの集合住宅があり、大勢の人が住みましたが、日限山4丁目の西洗自治会の住民とはほとんど接触がない別社会になってしまいました。

集合住宅建設後30年以上が経過しましたが、NTTはここに集合住宅群を維持することをやめることにしたようで次第に住む人が減り、とうとう港南プラザ前の北西角地にあるNTT8号棟が解体されることになりました。

2月16日解体業者共立建設がNTT8号棟の解体について説明したいと西洗自治会に連絡してきました。
2月23日に解体業者が解体発注者NTTファシリティーズと一緒に来て、3月1日から解体を始めると言ったそうです。
解体後の跡地利用については白紙と言ったそうです。
NTT側の説明に疑問を持った自治会は、しっかりしたNTTの説明を求めたところ、2月26日に改めて説明会を開くことになったようです。

2月26日にNTTテルウエルが事業主だと言って説明に来たそうです。
その説明によると跡地利用は白紙どころか、コンビニを建てることがわかりました。
23日の虚偽説明と26日の訂正と、3月1日に工事開始という西洗自治会軽視のNTT側の姿勢に西洗自治会は問題意識を深め、NTTの責任ある立場の人が来ること、3月1日工事開始を延期することを申し入れ、NTT側も了承したそうです。

この問題は日限山4丁目の住環境を考え直すいいきっかけです。
西洗自治会役員会だけでは荷が重すぎます。
有志も入れてNTT社宅跡地利用対策委員会を編制し、NTT8号棟の問題だけでなく、全体を真剣に検討するといいと思います。
日限山4丁目の現住民のことだけでなく、子孫のことも考えて、NTTと一緒に町づくりをやれるようにするといいと思います。
望ましくは、NTTと対立することではなく、NTTの協力を得ることができることです。
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西洗パトロール・歩こう会

2016年02月14日 | 日記
組織図で見ますと、会長の下に所属していますが、西洗パトロール・歩こう会という防犯ボランティア組織が防犯防災部の管理下にあります。
住民には「歩こう会」という名前がよく知られており、各地にハイキングに行くかたわら、防犯のため、町の中も回ってくれていると思っている人がいます。
健康のため歩くという目的もありますが、歩くのは日限山4丁目の中だけで、防犯が主目的です。

毎回参加するのは10~15名だそうです。
70歳前後の老人が主ですが、80歳前後の元気老人も参加しているようです。
足が弱くてみんなと一緒に歩けない場合は、途中で自分の判断で抜けるそうです。
男女半々ぐらいだそうです。
毎週数回、晩、歩いています。
晩が家に人がいるかいないかわかりやすいので空き巣狙いはこの時間帯に活動することが多いそうです。

日限山4丁目を西、南、北の3区に区分し、1区3~5人のボランティアが組をつくって一人が拍子木を打ちながら歩きます。
まず会員は自治会館の庭に集合します。
代表が集まり具合を見て、会員を三つのグループに分けます。
各組、担当区分の中の道をすべて歩くようにしているそうです。
普通に歩くと30分ぐらいかかるそうです。

歩いているとき誰かに会うと見知らぬ人にでも「今晩は」と声をかけるそうです。
空き巣狙いは活動しにくいでしょう。

週数回、晩、30分ぐらいの活動ですが、献身的なボランティア活動と思います。
体調が悪いとか、ほかの仕事があるとか、何か都合が悪ければ参加しなくてもいいそうです。

町の人々は彼らに会うと、「ご苦労様」と言うそうです。
子供達にも感謝されているようです。

町のボランティア活動はその町の元気さのバロメーターです。
日限山4丁目は老人の町ですが、いろいろな分野でボランティア活動がよく行われていると思います。
老人にとって町の趣味の部(サークル)活動やボランティア活動は老人生活を楽しむまたとない機会になっています。
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老人の孤独死

2016年02月06日 | 日記
日限山4丁目は典型的な老人の町です。
老夫婦だけの家、老人一人の家が増えていると思います。
しかしどのような問題があるかほとんど情報は流れて来ません。
町は静かです。
家庭の問題を公にしないといった考えがあるため、町の人々は実態についてほとんど知らない状態ではないでしょうか。

最近町の中で孤独死が起ったそうです。
突然死だったようです。
親戚の人が連絡がとれないということで心配して調べたら家の中で亡くなっていたそうです。
近所の人も死亡に気付かなかったそうです。

上記の孤独死した老人は、恐らく親戚の人と交流し、お互いに連絡を取り合っていたのではないでしょうか。
だから孤独死はしたが、親戚の人に比較的早く死亡に気付いてもらえたようです。

人と交流のない人だったら何が起こるでしょうか。
誰からも心配してもらえず、腐乱死体か骸骨になっているなどということが起こるかもしれません。

一人で生活している老人は自分が突然死したときのことを考えておかなければなりません。
後事を託せる人と交流していることが大事です。
家族や親戚に頼れる人がいなければ、友人あるいは社会制度に頼らざるをえません。
自治会あるいは町のボランティア組織が社会制度の一翼を担う必要性があるのか、あるいは担えるのかわかりませんが、まずは現状について情報交換し、既存の社会制度でいけるかどうかぐらいは判断しておいた方がいいかもしれません。

なお、老人会である日限山いぶき会が老人問題を議論したことがあるようですが、非常に高齢な老人の組織である老人会では活動に限界があるという結論であったようです。
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