日限山地域ケアプラザ
このケアプラザは、2016年4月、日限山1-4丁目、丸山台1-4丁目の地域を対象として開所しました。日限地蔵前という十字路の一角にあります。
開所以来3年以上たってわかってきたことは、やはり日限山4丁目からは遠くて高齢者、障害のある人、子育て親子にとってそれほど気軽に行ける場所ではないということです。港南プラザというバス停で乗れば最寄りのバス停は二つ目の日限山ですが、高齢者等はこれだけでも行くのに億劫になります。ケアプラザの職員達は本当によく世話をしてくれるのですが、その周辺近くの人には便利、遠い人にはちょっと不便です。最近は日限山4丁目の人々はケアプラザに行くことをあまり考えていない感じです。
高齢者などの居場所となるとやはり日限山4丁目の中にあるぐらいでないとなかなか利用されないようです。
従来、まちなかにこの種の施設を設けるという発想が横浜市にも、京急ニュータウンを開発した京急にも、西洗自治会にもなかったので現在難問となっています。まちなかに高齢者等の居場所をつくる空間がありません。西洗自治会館の南側にあるNTT集合住宅の跡地利用にかすかな期待がありますが、横浜市が高齢者等の居場所づくりを積極的にバックアップしてくれる制度を設けないかぎり、NTTとの交渉は資金力のない西洗自治会にとって至難のわざです。
当面、現実的な方法は、日限山4丁目の町を開放的にすることです。近所の助け合い運動を進め、住民が、まずは立ち話しでも何でもいいから近所づきあいをよくすることはいいことだと思います。ごみ集積所に行ってもおしゃべり、道路であってもおしゃべり、庭仕事をやっていてもおしゃべり、庭のテーブルと椅子や縁台に招き入れてお茶を飲みながらおしゃべり、負担のない程度で町の人との付き合いを増やしていくといいと思います。足腰が弱くても公園掃除や安否確認ブロック別消火訓練に参加し、近所の人とおしゃべりするのもいいことだと思います。自分の町が自分の居場所とより強く感じるようになるのではないでしょうか。
西洗公園がもっと高齢者等の居やすい場所になるといいと思いますが、テーブルと椅子、トイレの設置などが課題と思います。